高倉健！個食礼賛！

その昔！東宝の池部良が
高倉健を男にするため！と請われて東映に出演したそうです。
昭和40年公開の「昭和残侠伝」でしょうか。

　　　　　（昭和残侠伝！物語の終盤！殴り込む前の男と男）

池部良著の「食い食い虫」によると
そこで！とても！驚いたそうです。

撮影所の誰も！
高倉健が走ったのを見たことがない！のはともかく
食事をするのを見たことがない！

休憩時間に立ったままコーヒーは飲んでいます。
1日になん杯も飲んでいます。
でも！誰も食事をするのを見たことがないと聞かされました。

池部良は気をつかって
食事に誘ってみたものの乗ってきません。
誰の誘いにも断るようです。

しかし！高倉健の気づかいは相当なものらしく
スタッフ・キャスト全員にたびたび
焼き芋なんかの食べ物を差し入れていたのです。
でも！自分は食べません！

徹底した「個食」ですね！

「個食」または「孤食」を
100パーセント悪いことのようにいわれていますね。
果たして長所は皆無なんでしょうか！

ひとりで食べたくなるときはありませんか。
たとえ！恋人とだってイヤな日は
私はイヤです。

個食が楽しく健全なときもあるんです！

「わが家の夕めし」という本があります。
アサヒグラフに昭和42年（1967年）から54年までに載った中から
100人の抜粋です。
この時代！すでに「個食」という言葉が出てきています！

ちなみに100人のうち
「個食」は21人！
どう解釈しましょう。

（敬称略）

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