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200年前の目隠し [いずれ あやめか かきつばた]

TVで
石本検校(いしもとけんぎょう)対
大橋柳雪(おおはしりゅうせつ)戦の
棋譜の解説をしていました。

将棋のはなしです。

将棋のことはさっぱり分かりませんが
200年ほど前の勝負を
今!取りあげても鮮度があるんでしょうか。
現代にも通じるなんて
すごいことですね。

菊池寛の小説に「石本検校」がありましたよね。
「石本検校」と
「天野宗歩(あまのそうほ)」の
「目隠し将棋」のはなしです。

というのは
「石本検校」は目が見えないんです。
そもそも「検校」とは盲官の位階の最高位の名称。

「石本検校」が
健常者の「天野宗歩」と戦って負けたのは
ハンディが大き過ぎたと主張し
「目隠し将棋」で勝負しようと
挑発するはなしでしたね。

互いに将棋盤を見ることもなく
頭の中だけで駒を動かす将棋を
「目隠し将棋」というようです。

でも!目隠し将棋でも、、、「検校」はまたもや不覚!残念。

「石本検校」の心中はいかに!?

菊池寛は小説で
対戦相手に
どうして「天野宗歩」を選んだのでしょうか。
「大橋柳雪」の方がより小説的じゃないのかと!?

「大橋柳雪」は
耳が不自由だったといわれています。
目が不自由な者と
耳が不自由な者との戦いの方が、、、。
それに
「大橋柳雪」戦は20数局の棋譜が残っているそうですし。

あまりにも恣意(しい)的な思いつきでしょうか。

毎日!無駄に飛び跳ねていたら疲労がたまり
今日は早めにベッドに入り
TVをぼんやり見ています。

微熱のせいということで!ご無礼!ご勘弁願います。


蛇足ながら。今!思い出した50年前の「目隠し」?!

先日たまたま立ち寄ったカラオケ喫茶で
知り合いの女性が唄っていました。
島倉千代子の「思い出さん今日は」でしょうか。

「目隠しした手を やさしくつねり あたしの名前を 呼んだのね」
(クリックしたらいきなり音が出ますので!ご注意!)

豆タンクのような体からは想像のつかない
風に震える高山のコマクサのように
か細い声で。はは。(失礼!)

耳にあの消えそうに震える残響が去らず!
また!微熱が、、、眠れない!

(敬称略)
タグ:菊池寛
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