SSブログ

怒髪天!方丈記の岩間もうで [野道!山道!恋はけもの道!]

大阪は南河内(みなみかわち)のお大尽さま。

鴨長明(かものちょうめい)のお好きな
貴兄になりかわりまして
方丈記の(文字通り)足跡をたどりました。

日野山の方丈(鴨長明の自宅)から頂上に登り
  峰つづき
  炭山を越え
  笠取を過ぎて
  或は石間(いわま)にまうで
  或は石山を拝む

という記述を頭に描きながら。

方丈(跡)から歩こうと思いましたが
雪の中
日野山から炭山への道が
よく分からなかった記憶が甦り
不安になり
まず!宇治から炭山に出ることにしました。

ちょうどいい具合!
宇治から炭山経由!
方丈記通り石山寺へ
東海自然歩道がつづいているようです。
この標識をたどればカンタ~ン!?

京阪・宇治駅から
世界遺産の宇治上神社(うじがみじんじゃ)の裏へ。
仏徳山(なんと読むのか知りません)を登ります。

ハイヒールでも登れる
木漏れ日の気持ちのいい道です。
コスモスの向こうに
これまた世界遺産の平等院鳳凰堂が。
blog01.jpg

実は快適なのはこの山まで!
あとは延々と車道ばかり!うんざり!
うんざりの二乗。

仏徳山を降りて志津川をさかのぼります。
この川でごはんを炊いて朝食をと考えていたのに!
とんでもないゴミだらけの汚い川!

この川だけではなく
とても観光の京都(つづいて大津市ですが)の名が泣く
不法投棄ばかりに出合う東海自然歩道でした。
ショベルカーまで捨てられています。
blog02.jpg

舟も山に!捨てられています。
blog03.jpg

風景は悪く
山はどんどん崩されつつあるし!
blog13.jpg

だれだぁ!こんな道を
東海自然歩道に選定したヤツは!?

やっと!炭山の集落。
出発点に 2 時間もかかってたどりつきました。
汚い排気ガスの舗道を歩いて。
blog04.jpg

炭山から小山を上り!下りにかかったら
射撃音だらけ!
怖いよ~!
狩猟期間でもないのに!
こんなとき発砲するヤツは
極悪人かシャブ中しかいません!?

射撃場のライフルかなんかの音でした。
連続音が相当長い距離!追ってきます。
気分!はなはだ悪し!

笠取(西笠取かも?)に出ました。
blog05.jpg

なんにもないところへぽつんと小学校があります。
blog06.jpg

なんですか?!
blog07.jpg
校舎に「新入生募集」の垂れ幕。
公立の小学校ですよね!?

さらにひと山!
上れば頂上あたりに
小さいながらきれいで静かな神社!清滝宮。
blog08.jpg

宇治を出てはや 4 時間近い!
もう!もう!ごはんを炊く気も起きず
あんぱんを食べてひと休み。
宮司もだれもいないので
舞台で昼寝でもしようかな。

しかし!貧乏性は消えず
10 分休んだだけで出発。

峠道の脇に
椎茸の古いホダ木が捨てられていました。
たぶん!捨てられているのだと思います。
ぽつぽつ!椎茸が出ています。
blog10.jpg

大きくなり過ぎて形の崩れたものも多数あります。
もらっていいのでしょうか。
いいのでしょう。
たくさん!ありがとうございました。

いったん下って上がれば
岩間寺の奥宮。
blog09.jpg

ああ!ここまで来たら孤独じゃありません。
たくさんの人がいます。
なぜか!厚顔無恥なライダーも集団でいます。

参拝者について下れば
岩間寺。
blog11.jpg

佃煮にするほど
西国三十三巡礼衣装の
善男善女ぶった人がいます。

石山寺に下ります。
ここも特筆することはありません。
ハラが立つことばかりです。

ちなみに!東海自然歩道を全踏破した
シェルパ斉藤も著書/213 万歩の旅で
この「コースの状況」の評価は
「論外!」と切り捨てていました。

だれが考えても
このコースは評価に値しませんよ!

心身ともよれよれになって
夕陽に逆光の石山寺に着きました。
blog12.jpg

とりあえず方丈記通り歩きました。
地名は長く残っているものですね。

この日歩いた距離は 23 キロ足らず!
所要時間 6 時間半。
長かったぁ!

鴨長明でも嘆く昨今の景色でしょうね。

お大尽さま
実のないご報告でごめんなさい。

(敬称略)
タグ:方丈記
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。