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谷岡ヤスジの山椒忌 [桃栗残念!柿蜂の巣?]

山椒の青実の季節が過ぎようとしています。

ほんの一瞬です。

例年 5 月中はあんまり実の入ったものがないのに
値段が張ります。

6 月の中ごろには店頭から消えます。

従って 6 月に入ったら勝負です。
こまめに様子を見ながら買います。

品質のバラつきが少ない商品ではありますね。

高級品を置いていることで有名な店と
わが愛すべき安売りのスーパーに
おんなじ山椒があることがあります。

おんなじ包装で
出荷がおんなじJAですから間違いはないでしょう。

それなのに
高級店は安売り店の
1.5 倍から 2 倍の値がついていたりします。あは。

例年 3kg から 5kg 買っていたでしょうか。

佃煮にしてさしあげていたのです。

その人がひとり
また!ひとりと
人生や社会からリタイアしてあじゃぱ~になり
もう!だれも待っている人はいません。

もう!ここ 2、3 年は
保存食としては煮なかったかも。

自家用に
汁ごとで 400ml ばかり入った瓶が
1 本だけはありますが。
とりあえず今年も
火を入れておかねばなりますまい。

山椒の青実を 500g ばかり求めてきました。

日本酒を沸かして
今年は軸ごと実を入れ
上から古い佃煮をかぶせて
醤油と砂糖を加えて煮ました。

この瓶はそうして
十数年煮返してきたのです。

老舗のうなぎ(鰻)店のタレの壷みたいでしょ!

白醤油で煮た年もありました。

味噌を加えたときもありました。

毎年変化をつけたので
色んな調味料が混ざっていますね。はは。

「おばば!さんしょ!うまいかのう」

幼い水上勉(1919 年生 2004 年没)は
祖母に問うています。(土を喰ふ日々 七月の章)

彼女は墨汁みたいな汁の多い壷に箸を突っ込み
山椒の実を少しはさんで
めしの上において
それだけで食事をしていたそうな。

私の祖母と重ならないこともないですね。

今の私の食事と重なりもします。

山椒は香辛料としてはよく出てきますが
その単体を総菜としている人は
私たちくらい?!
そんなにいませんか。

お!いました!

葉をむしって酢味噌をつけるだけ!
そんな肴が好きなのは
わが尊敬する谷岡ヤスジ(1942 年生 1999 年没)画伯。
それで 1 日 2 本のビールを飲んでいたそうな。
(佐々木久子編/男百人 男だけの肴)

では今夜は私も
私の墨汁みたいな山椒を取り出しましょう。

それでひねた生姜(しょうが)を煮ました。

「さんしょ!うまいかのう」

blog山椒.jpg

「さんしょ!うまいよう」

うつ病がぶり返しそうな梅雨の夜。
自問自答して笑って食べて
私は
明日も生きねばなりますまい。

6 月 14 日は谷岡ヤスジの十三回忌!
その日は勝手に「山椒忌」と命名して
一句詠(よ)みましょう!
詠めなくても詠むふりだけは。

谷岡キャラクターの中では
たばこ好きで仕事嫌い!
達観しているようで!
すぐ欲望に走る牛のタロに
なんとなく親しみを感じていましたね。

段ボール箱いっぱいあった
そのタロのシャツも
次々もらわれて行って
もう 2 枚しか残っていないこのごろ。

blogタロ.jpg

(敬称略)
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