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青梅さわやか丼 [礼節も人のうち]

ハイキングのとき
歩きながら!
なにやら食べている人がいます。

お年寄りです。
たいてい 60 歳は越えています。
男だったり!女だったり。

キャンディなんかではないようです。

「あ!食べますか?!」

親切にどこかに走って行くじゃないですか。

持ってきたのはグミだったり
日焼けたトマトだったり。

裏成りのキュウリだったり!イチゴだったり。
ときには捨てられていた(と思われる)
大根だったり。

ダメですよ!
勝手に他人の畑に侵入したら!

「ここで食べるくらい!お互いさま」
「だれにでもくれますよ!鹿児島では」

「宮崎でもそうでしたよ」

「愛媛ではわざわざもいで持たせてくれますよ」

ここは大阪です!!

しかも!それって
みなさんがこどものころのはなし!
50 年前の村の習慣でしょうが!

「60 年近く前ですが」

余計に古いはなしでしょうが!

ホントに油断も隙もありゃしない。

先日もそんなお年寄りたちが
歩きながら青梅をかじっています。

ああああ!やめてください!

「大丈夫!こどものときから食べ慣れているから」

「そうそう!毒ったって微量だと聞いたよ」

「お母ちゃんが」
「1 日に 100 個までは死なん!ゆ~てた」

死んでもいいのです!

勝手に死んでください!

そうじゃなく!
梅林に入っちゃダメ!絶対に!
ふんとに!もう!

「どうぞ!食べて!」

あああ!
私の機嫌を直そうと思ったのか
数個入った戦利品の袋を
押しつけて逃げました。

捨てる訳にもいかないから
持って帰りましたが。

見ているとおいしそうです。あは。

加工するほどの数ではないから
青いまま!食べますか。
核まで食べなきゃ
かれらがいっていたように
死にはしないでしょう。

熱いごはんに
山椒の実の佃煮
切ったヤナギタデ(柳蓼)を振って
青梅をすりおろしてのせてみました。

blog青梅丼.jpg

さわやかですね。
梅雨のうっとうしさが吹き飛びますね。

さわやかではない
梅の出自はしばし忘れましょうか。

お茶か水をかけてもいいですよ。
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