SSブログ

春浅い道明寺!道明寺天満宮 [いわなが姫の丑の刻参り]

大阪府藤井寺市の
道明寺天満宮にきましたが。
blog1.jpg

閑散としていますね。
梅の花の季節なのに。
梅まつりののぼりも寂しそう。

直近に訪ねた××十年前は
まだ 2 月の半ばだったと思うのですが
佃煮にするほどの多く人がのたうっていましたが。

今年(2012 年)の関西の梅の花見は
私のいい加減な感性では 1 月遅れのようです。

ここには 80 種 800 本あるといわれていますが
3 月なのにちらほらしか咲いていません。

境内に「元宮 土師社」が。
blog2.jpg

野見宿禰(のみのすくね)を祀(まつ)っていますが!

野見宿禰が埴輪(はにわ)を献上した功績により
土師(はじ)氏の姓を賜ったそうです。
それで土師社を建てたらしい。
垂仁天皇のときのはなし。
2000 年前?!
神話の世界ですかね。

ここは近鉄の駅名になっているように
「土師の里」なんですね。
一面古墳だらけ。
大阪府で最も面積のない市なのに
確認されている古墳は 91 を数えるそうな。
古墳につきものの
埴輪の生産に土師氏は大活躍だったのでしょう。

平安時代に土師氏から大江氏!秋篠氏!
そして菅原氏と分れていったので
菅原道真の遠いふるさともここ土師の里らしい。

日本に仏教が伝来して
土師氏の氏寺の
土師寺が建立されたのは容易に推察ができますが。

村上天皇が道真の自画像を祀って
土師寺を改名して道明寺にしたのは
道真の死後のことですか。

道明は道真の別名!?

その後
土師社と天満宮と道明寺に
どんな歴史があったのか知る由もありませんが
ま!同じ境内に寄りあっていたのでしょうか
明治の神仏分離令にせき立てられて
今は
道明寺天満宮と道明寺に分かれていますね。

それででしょうか
道明寺天満宮は
他の 1 万社を越える天満宮と
どこか格式が違うような。

道真の遺品が多く
その内 6 点が国宝らしい。

「元宮 土師社」の横に珍しい展示もあります。
復元された「修羅(しゅら)」です。
blog3.jpg

巨岩を運んだとされる古代の木ぞり。

昭和 53 年(1978 年)藤井寺市から発掘されて
薬師寺金堂を復元した宮大工の棟梁の指導のもと
多くの尽力で復元できたそうな。

いつもは通り過ぎる隣の道明寺にも寄りました。
blog4.jpg

境内は海を表現しているそうです。
入ったらいけません!おぼれますよ。

道真の自画像は伯母が所蔵していたもの。
だからかどうか!尼寺です。

ここも国宝がある格式の高い寺ですが
食い意地の張った私には
「道明寺粉」が気になりますね。

ここが発祥の寺ですか。
もち米の粉。

寺では糒(ほしいひ)と呼んでいました。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。