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叱られてあのこは町までおつかいに [礼節も人のうち]

宵の口!
7 時過ぎのスーパーで
小学 1 年生くらいの女の子が
レジのおばさん 3 人に取り囲まれていました。

女の子は6 缶入りの発泡酒を買いたいらしい。

「こどもには売れないの!」とか。

女の子は口を真一文字に結んで
千円札を差し出したまま
凛(りん)としています。

不謹慎ですが!
いい顔ですね。
姿勢もいいです。
惚れますね。

それはともかく
売れないのは分っています!だれだって。

しかし!暗くなって買いに来た
この幼女の立場が分りませんか。

この子がこれから公園に行って
仲間と宴会する訳じゃないでしょう。

だれかおとなが買いに行けと命令したからでしょ。

そんなおとな!フツーじゃないでしょ。
そのフツーじゃないヤツの指示に
逆らったら!どうなります?!

手ぶらで帰ったこの子が
金属バットで殴られたら!?
殴られかねませんよ!フツーじゃないのですから!

どうします!?

暇なおばさんが 3 人もいるのなら
だれかひとり!
酒を持って家までついて行ったら!?

「そんなこと!」できないそうです。

あきらめてとぼとぼ帰る女の子の背がいとおしい。

私は買いものをやめて!尾行しました。
こんと鳴くきつねですか!私は。

こんと鳴くきつね、、、。

  叱られて
  叱られて
  あの子は町まで おつかいに
  この子は坊やを ねんねしな
  夕べさみしい 村はずれ
  こんときつねが 鳴きゃせぬか
  (詩・清水かつら)

幼女は
3 階建ての立派な大きな家に入りました。

なぐる音や
泣き声がしないのでちょっとだけ安堵。

長時間立っていたら
こっちが怪しい人になりかねないので
帰りましたが。

なにか!疲れました。ああ。

(敬称略)
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