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ドイツ語を食べよう [もっそうライス]

「ドイツ語!知ってるやろ?!」

唐突に居酒屋のめし炊きおばさん。

ドイツ?!
Deutsch?!ですか。

「そう!どいっちゅ!発音を教えてよ」

無理ですよ!
私はニッポン語もいい加減!外国語なんて。
長年住んでいても大阪弁もできないのに!
しかし!また!どうしたのですか。

ドイツ語の歌を歌うのですって!?
ババさんコーラス!?
すんません!ママさんコーラスですか。

大昔ほとんど使わなかった独和辞典。
もう不用ですから!
あげますから!勝手にお勉強して。

「発音記号が読まれへん」

困りましたね。



ドイツ語の歌といえば。

フランス人のドーデー(1840 ~ 1897)も
ドイツ語で苦労したそうですよ。
われわれと違って!隣国のことばなのに。

気まぐれにズダ(頭陀)袋を背負い
行き先定めない旅をしたとき
ドイツ語圏で会話に難渋しています。

あ!筆がすべりました。
ズダ袋があったかどうか知りませんがね。

単語を習ってもなかなか会話になりません。
そこで!
町に着くとメロディをつけて
大声で歌うことにしたそうですよ。

ビールが飲みたい!
(ヴィール・ヴオルレン・トリンケン・ビール)
チーズが食べたい!
(ヴィール・ヴオルレン・エッセン・ケーゼ)

こんな文句を繰り返し歌ったようです。
土地の人は驚いたようですが通じたようですよ。
(月曜物語/桜田佐訳)

どんなメロディだったのか分かりませんが。
ドイツ語ですからね。
「シャンソン・ド・シャルム」のような雅さでも
「きゃりーぱみゅぱみゅ」のような
かわゆい歌でもないでしょうね。



これでも食べて頑張りなさい。
blogザワー.jpg

「怪しい!?」

怪しくありません!ドイツの寿司!

「ドイツに寿司があるの?!」

あると思ってください。

ザワークラウトとザワーブラーテン!
ま!もどき料理の果ての寿司。
(なにがなんやら)



ザワークラウトとは酸っぱいキャベツ漬け。
ま!今ここで
酸っぱくなるまで待てませんから。

キャベツと人参を繊切り。
クロイターアルペンザルツを振りかけます。
「クロイターアルペンザルツ」を
日本語の単語に置き換えると
「香草入り岩塩」かな。
そしてもんで!もんで!よくもんで
洗って!しぼって!しぼって!しぼります。

穀物酢と胡椒とオリーブ油で和えます。

この酸っぱさを
ザワークラウトと思いなさい。



ザワーブラーテンは
檀一雄著/檀流クッキングをひもといて
やっつけますか。

ん!?
牛肉を酢に浸けて!焼いて!煮あげて!
2 昼夜かけています。

そんなに待てません。

ジャガイモを、、、!

「なんでイモが肉の代わりやねん!?」

ドイツでは肉とジャガイモは同じものです。
(ウソですよ)

細かいことをつつくのじゃありません。
お金と時間のかかることはきらいです。

ジャガイモを繊切り。
オリーブ油で炒めて
ウインナソーセージも切って加えて
胡椒を振って
バルサミコ酢も振って
淡口醤油も振って
酸味が心配だったので米酢も振って、、、!
ザワーブラーテン(?)の調理はおしまい。



ザワークラウト(もどき!)を敷いて
寿司酢を混ぜたごはんを盛ります。

酸っぱくなったジャガイモとソーセージをのせて
セロリのスプラウト(幼芽)を散らしました。



(敬称略)
タグ:ドーデー
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コメント 2

makimaki

訪問しました
by makimaki (2014-02-07 00:23) 

ほっ

恐縮です。
by ほっ (2014-02-07 01:14) 

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