SSブログ

鳳凰よ舞え 舞子の松林 [野道!山道!恋はけもの道!]

山陽・舞子公園駅と
JR・舞子駅は並んでいます。
駅の上に明石海峡大橋があります。

駅から海側に出て右を向けば松の木が 1 本。
blog001.jpg

「東日本大震災の奇跡の一本松の姉妹です」なんて
同道した人にいつも同じ文句をつぶやいています。

今!あらためて南相馬市や陸前高田市の
「奇跡の一本松」の画像を見ると
あまり似ていないですね。
毎回!不謹慎なことをいって!すみません。



その一本松の近くに
舞子砲台(明石藩舞子台場)跡が。
blog002.jpg

文久 3 年(1863)勝海舟の指導のもとに築造。
この下に 70m ほどの当時の石垣が
埋まっているそうな。



大橋をくぐって東に出ると
明治天皇の歌碑があります。
blog003.jpg

東・西・南面に 3 首。

余談ですが
皇后の照憲皇太后が
一生に 36000 首あまりの歌を詠(よ)まれた
というのをその昔に聞いて感心していたら
明治天皇は 93032 首の歌を残されているそうな。

だからここに惜しげもなく3 首披露!
これはなんでもないことなんでしょうね。

東面の歌は。

  あしたづの 舞子の浜の 松原は
  千代を養う 處(ところ)なりけり

舞子の浜は松の名所だったのですね。

数千株の松が梢をそろえて
鳳凰が舞う如し!だったそうですよ。
だから!舞子という名前が生まれた?!
そんな訳でもないようですが。
またいい加減な思いつきをいってすみません。



それが 100 年前!昭和の初めごろから
近代化の名のもとの開発で
急速に松林が衰退して行き
昭和 30 年ごろには消滅に近かったようです。

それじゃいかんと幼木から育成していたところ
明石海峡大橋建設で用地が必要となり
またもや壊滅的な痛手だったらしい。

その後!新たな松林作りに取り組み
今!結構!すがすがしい松林になっていますね。
blog004.jpg

数千株には及びませんが。



再び海に出ます。
大橋がかすんでいます。
blog005.jpg

春霞ですか。
一番透明感があるのは真冬らしい。
撮影するのなら真冬にきて!と地元の人の弁。

あれ!?
手前の石に落書きが!

落書きではありませんでした。
blog006.jpg

「舞子公園」の石標でしたか。
舞子公園は明治 33 年(1900)に決められた
兵庫県初の県立公園。
そのときはなんの施設も造らず
ただ!無数の松と
海峡の景色だけがすべてだったそうな。



海岸を西へ進みます。

アジュール舞子といわれているきれいな浜です。
blog007.jpg

「アジュール」?!
なに語ですか。
カタカナ語が好きな民族ですね。
国語の誇りはないのです。

人工の砂浜
人工の海水浴場です。

使用した砂は 15 万立米!
その内1/3は中国の安徽省と福建省の砂。

大震災の復興と
日中友好の願いが込められているんですねぇ。

バーベキュースペースがあるようです。
アウトドア派にはいいかも。



これは!?
blog008.jpg

なんと!根上がり松の養成ですか!

大昔に無数にあった根上がり松を
復元をしようとしているのですね。

大木になった松は
長い間に根元の土が風雨などで払われ
むき出しになったりします。

それが根上がり松でしょうか。
根は上がってないけど!
上がったように見える松。

この計画は
松がある程度成長したころ
少しずつ表土をはぎとって行けば
大木になったとき
みごとな根上がり松!
ばんざ~い!

なん年かかって作るつもりなんでしょうか。
日本の他のところでも試行したり
完成が見られるのでしょうか。



人工海浜・アジュール舞子の東端。

たいした思考もしないのに
もろもろの重い歴史に押さえつけられそうになり
ひと休みして座り
ふと!振り向けば五色塚古墳
blog009.jpg

こんな位置でしたか。
それも春霞の中ですね。



(敬称略)
コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 2

makimaki

訪問しました
by makimaki (2014-04-26 06:30) 

ほっ

Thank you very much. 恐縮です。
by ほっ (2014-04-26 08:43) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。