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棋士はエリート中のエリート [いずれ あやめか かきつばた]

蒸し暑い。
東大阪市の近鉄・河内永和駅で降りてとぼとぼ。

ん!?

ここはどこ?
私はだ~れ?

大商大(大阪商業大学)に行くのでした。

河内永和じゃない!
降りる駅は河内小阪でした。
どうかしています。
イヤになりますね。



大商大に着きました。
正午です。
日曜(2014/07/27)です。
学内のレストランは休みでしょうね。

正門のまん前の
居酒屋の「楽てん(らくてん)」でランチ。

日替わりランチ税込み 800 円。
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ごはんを炊き込みごはんに替えてもくれます。

盛りつけがきれいなのでおいしそう。



あ!休日なのににぎやか。
この日はオープンキャンパス?!
なんだ!
レストランは営業しているじゃないですか。

「日本の将棋と文化展」が開催されています。
そして今日は
谷川浩司十七世永世名人(資格者)の講演があります。

講演まで時間があるので
キャンパスを巡れば二宮金次郎像?!
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古めかしいですね。
また!建てものも古そう。

谷岡記念館。
鉄筋コンクリート造りかな。
昭和 10 年(1935)建築らしい。
建てもの内を拝見。
でも!しっかりしていますね。

お!?
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いい洗面台じゃないですか。



定刻通り講演。
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谷川浩司九段は
今!日本将棋連盟会長職にあるのですね。
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最後の名人位を獲得したときには
象牙の塔の研究者みたいな雰囲気でしたが
あれから十数年
すっかり有能な官吏然としたミドルエージ。

最近の会長は下半身にモンダイのある!
いや!失礼!個性的な方がつづいていましたが
落ち着いた人になっていたのですね。



日本将棋連盟は不思議なエリート集団。

現役の棋士は 160 人前後。

毎年 4、5 人新しく誕生して
その数くらい引退があるので
増減の幅が少ない。

世界で 160 人ですよ。

なりたくても
少々の努力でなれる職業じゃないんです。

たとえが適切かどうか分かりませんが
京都大学の教授になるより難関なんです。

京都大学の教授は 1000 人を越えていますよ。



だいぶ昔のこと!
某七段(当時)と場末の酒場の片隅で
某八段(当時)の著書を話題にしました。

そのときまでは
将棋のはなしは避けていたのに
どうしてそのとき
そんな話題になったものかどうか不思議ですが。

七段は棋士の収入の低さを憂えていました。

もちろん!上位のなん人かは
億を越える収入があるでしょう。

しかし!下位の棋士は大変!
まして引退後には
ホームレスになるしかない!といっていましたね。

どうして難関を突破した
エリートなのに待遇が悪いのでしょう。

私は事情も知らないのに無責任にも
「上下の貧富の差を」
「もっとつけたらいいのじゃないですか」
なんていってひんしゅくを買いましたが。

どこの世界にもいえることなんですが。

基本給かなんというのか知りませんが
固定給らしきものは全廃して
対局料と賞金だけにしたら
下位の棋士はそれだけでは食べられなくなり
レッスンやら著作やらに力を入れることになり
将棋人口の拡大に寄与し
ひいてはスポンサーがつきやすくなり
日本将棋連盟の実入りがよくなり
対局が増えて収入が上がるのじゃないですか。



なんて部外者が愚かな発言をしたものです。
汗顔の至り。

愚かといえば
谷川九段がいいました。

初心者の悪い見本のような手と
プロ中のプロ!達人の差す手が同じ?!
一瞥したときよく似ていることがある!と。

大変な書道家の作品が
字を覚えたてのこどもの書のように
見えたりしませんか。

達人の手は
実は大変な深謀遠慮の手なんですがね。



そんな夢遊病者のようにさまよった愚かな日。

筆が!いや!キーボードが動くにまかせて
将棋の先生方!ごめんなさい。
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