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冬の祇園あたり [平安京有情]

祇園の芸妓・舞妓がよくお詣りしている辰巳大明神。
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アラフォー(around 40)のおね~さん
やっとたどり着きましたね。

誕生したとき
あまりにも可愛くて!
舞妓顔(どんな顔?)だったので
おとうさんが芸妓にしたいといったそうですね。
その発想がすてきです。

今から修行されたらいかがですか。
後ろ姿はこぢんまり!舞妓みたいですよ。

サスペンスドラマではよく
この前で犯人がゲロ(自白)しています。
ロケーションがうまくいかないのか知りませんが
容疑者には取調室でしゃべってもらわねば
刑事の仕事にはならないでしょ!変な脚本。
あ!TVはほとんど見ないのに
知ったかぶり!すみません。

もうひとつだけ!
お金にならない豆知識を教えます。
この神社の表札(?)
「辰己大明神」か
「辰已大明神」と見えますが
「たつみ」の「たつ」「み」は十二支ですから
「辰巳大明神」と書くのがフツーなんですがね。

「み」は十干の「つちのと」じゃないのです。
「古文書」の講義で居眠りしていたら
くれぐれも間違えるなといわれましたがね。



神社の横の吉井勇が
「枕のしたを水のながるる」と詠(よ)んだ
白川をさかのぼれば「なすあり地蔵」です。
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「なすあり」は「茄子がある」訳じゃありません。
漢字で書けば「有済」だとか。
書経にあることばだそうですが!私は知りません。
ま!興味があれば勉強してくださいね。

そして「なすありの径(みち)」です。
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丸い建てものは!可愛い公衆トイレです。



「大谷本願寺故地」の碑があるのは崇泰院。
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青蓮院と知恩院の三門の間。

「親鸞聖人旧御廟所」とあるように
御廟所というものが「最初」に造られたところかな。
今!親鸞の墓所は宗派によってあちこちにあり
ホントはどこで眠っているのだろうかと
バチあたりの無神論者は変に思いますが。

もっとも!鳥辺野(とりべの)に葬られていたものを
移したというのなら!「最初」というのも変ですが。

崇泰院は浄土宗。
浄土真宗の親鸞の御廟というのも変ですが。



知恩院は御影堂も三門も修理中なので通り過ぎて
円山公園に入れば「いもぼう」があります。

エビイモ(時季によっては里芋)と
棒ダラを煮込んだものが「いもぼう」です。
サンプルを見ましょう!見るだけですよ。
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高価です。
里芋とタラ(鱈)!なんだ!お惣菜か!
と思ってはいけません。

  丸山(原文のまま)公園の「イモ棒」や
  八瀬の「イモ棒」は
  私達が学生の頃
  貧乏書生でも食べられる質素な食べ物であったが
  この頃では
  お座敷料理に変わり
  値段ももう
  学生が食べるにしては
  ちょっと無理のようである

と!檀一雄が書いたのは
昭和 44 年(1969)ですよ。(檀一雄著/檀流クッキング)

半世紀前にすでにお座敷料理!?
さ!行きますよ。
いつか!オトコをだまして連れてきてもらいなさいね。

八坂神社の境内を横切ります。

八坂神社にも「えべっさん」があるんですね。
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なん十年もここを通っていて!妙な発見。



京阪か阪急の駅の方に向かいます。

祇園の「お茶屋」の「一力亭」です。
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大石内蔵助が豪遊したと巷間宣伝されていますが。
ウソっぽい。
それは「仮名手本忠臣蔵」の大星由良之助でしょう。
大石内蔵助は「中書島」で遊んだのじゃないでしょうか。

歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」といえば南座。
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隣接して「にしんそば発祥の店」という
「総本家にしんそば 松葉」があります。

「身欠きにしんで日本酒を飲むの好き!」

おね~さん!意外なことをいいますね。
昔つきあっていたオトコの影響でしょうか。

ここ数年
ハイキングで同道していたアラフォー女史は
琵琶湖の湖魚なんかの川魚が好きでしたね。
たぶん!最初のオトコの影響でしょうね。

私はそばやうどんより
ごはんににしんをのせた「にしん丼」が好き。
いつか!余禄が入ったらご馳走してね。



四条大橋のたもと。
出雲阿国(いずものおくに)が踊っています。
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阿国はこの像のように
袴(はかま)をはかずに踊っていたそうな。

しかし!それまでにない男性的な
豪快な踊りだったので
下半身が丸見えになったそうな。

「うそ!?」

ホントーです。
青木英夫著/下着エロティスム/に
紫色のふんどしをしていたとありますよ。
日本のパンティの嚆矢(こうし)です!たぶん。

冬の鴨川。
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雪が降ったり
ユリカモメが群れていたら絵になるのですが。
寒いだけですね。

  別れ来て 四条の橋の たそがれに
   聞けばやさしき 川波の音

石上露子の 40 代のころの歌かな。
今のあなたのように!その年でも美人で
恋心を失わずに生きていたようですよ。

ま!ちょっと!心にもないことを、、、すみません。

  このゆふべ 京の少女に 立ちまじり
   行けどまぎれず 己が悲しみ

この歌も同時に作ったようですが。

「己」は「おの」「おのれ」
「巳(み)」ではありませんよ。


(敬称略)
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