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竹鶴政孝リタの原点の帝塚山 [わが街・下駄ばきドドンパ]

到来すればなんでも結構なんですが
自分で買うときには
「ブラックニッカ」か「凛」ですかね。

そのどちらもこのところ
行きつけの安売りスーパーにありません。

酒屋の御用聞きのおばちゃんは
「竹鶴」の入荷が悪いとぼやいています。

あ!
ウイスキーのはなしです。

3 月に「マッサン」が終われば
なんとかなるのでは。(たぶん 2015/03/28 終了)


「マッサン」は
某国営放送みたいなTV局の連続ドラマ。
その影響でしょうよ。
大衆は猫じゃらしに飛びつく子猫と同じ。

マッサンのモデルは竹鶴政孝。
ニッカウヰスキーの創業者。

たぶん!TVの影響で
ニッカのウイスキー「竹鶴」や「ブラックニッカ」が
品薄になったのでは。

でも 3 月に放送が終われば
うつろいやすい庶民の頭は別の猫じゃらしに行き
ウイスキーから離れて
商品はどんどん入ってきても在庫の山になるよ!

「縁起の悪いことを!」
「あんたとはなしていたら気が滅入るわ!」



御用聞きのおばちゃんの住んでいる
帝塚山(てづかやま)界隈は
竹鶴政孝の原点じゃないの?!
竹鶴をスコットランドに留学させた
摂津酒造の近くでしょ。

路面電車(阪堺電軌・上町線)の
神ノ木駅が高台になっています。

駅からのぞけば
下に南海・高野線が走っています。
その横の市営住宅群の一角。
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ここが摂津酒造の跡じゃないでしょうか。



市営住宅の前にある
南海・高野線の駅は「住吉東」
住吉大社の東に位置するからでしょう。

そのひと駅北の駅が「帝塚山」です。

駅前に帝塚山学院があります。
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たくさん学舎があるようですが
この建てものは「小学校」とありました。

大正 11 年(1922)から 2 年間
帝塚山学院小学校の教員名簿に
「竹鶴リタ」の名前があるそうです。

竹鶴政孝著/ウイスキーと私/に
摂津酒造に辞表を出したのは
「帰国の翌年」
「大正 11 年のことであった」とあります。

この浪人時代に政孝は
「桃山中学の化学の教師に採用された」と
述懐しています。

妻のリタは
「帝塚山学院で英語を教えるかたわら」
「英語とピアノの個人教授を引き受けた」
とありますから符合していますね。



ふたりの新居は
摂津酒造の阿部社長が
帰国前にすでに
「帝塚山に見つけてあった」とあります。

「家賃は 55 円」
「洋風のトイレットもつけてあった」そうな。

その家は帝塚山学院からほんの少し歩いた
阪堺電軌・上町線の姫松駅近くだと思うのですが。

大家は不動産王の芝川又四郎らしい。
その芝川が住んでいた大きな屋敷に隣接した
アメリカ風の洋館だったというのなら
このあたりかも。
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今はなんの手がかりも残ってないですけどね。

余談ですが
その当時の大家さんのビルのひとつが
今でも残存しています。
淀屋橋近く御堂筋の東側にある芝川ビル。
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ビルに袖看板がひとつ。
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なんでしょう。
「NIKKA」は「ニッカウヰスキー」のこと?!

関係ないかも知れませんが
竹鶴が起業したニッカの前身の
大日本果汁の設立総会は
このビルで行われたそうな。



はなしを帝塚山にもどしましょうか。

姫松駅で
「堺トラム」に出くわしました。(拙ブログ 2013/09/01
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竹鶴夫妻が住んでいたころの電車も
走っているはずですけどね。(拙ブログ 2014/10/10
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姫松駅前のおしゃれに見えるカフェ(たぶん!)
「ドルチェ&ポアール」は満席。
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おしゃれな人が多い町のようですね。
おしゃれとはお金持ちのことですがね
私の定義では。

「あんぱん」だけ買って公園で食べます。
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「春の二色あんぱん」ふたつセットで 216 円。
小ぶりですがおしゃれです。

縁のないおしゃれに浮ついて
なんのあんだか確かめもせず食べてしまいましたが。

ずんだあん!ほうじ茶あん!
それになんのあんだったのやら
なんか説明をきいたようで、、、忘れました。
おいしかったですよ。



そんなお粗末な帝塚山散歩です。



(敬称略)

(追記)
「凛」は宝酒造の製品です。
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