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宇治の抹茶豆腐の味!? [いわなが姫の丑の刻参り]

宇治橋を渡ります。

三の間から上流を見れば岸に桜花が見える季節。
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豊臣秀吉が茶の湯の水を汲ませた三の間。
源氏物語・宇治十帖の「浮舟」が
入水(じゅすい)したところという方が
私は好きですが。

橋の上に茶の木が植えられています。
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三の間から川をのぞくために
いつも宇治橋の上流側を歩いていますが
ん!?
下流側は趣が違いますね。
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茶の木に寒冷紗がかかっています。
どうして?!



平等院表参道には今日も
佃煮をするような多くの人があふれています。

あいかわらずいくつかの「かんばやし」さんたちが
なにかを競っています。
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「お茶壺道中」で有名な宇治茶の総支配
宇治代官の上林(かんばやし)家の
正当な継承者という人が複数いて
ゆずらないのですなぁ。

お茶を競っているというより
そのうち政治的に寝技で勝った人を
世間が評価するのでしょうね。



平等院鳳凰堂の庭にも桜花の季節かな。
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いつものように拝観料も納めず
土手の道・あじろぎの道から拝見。
平成の大修理が終わった春。
鳳凰が輝いています。
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遊覧船が行きます。
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乗り合いの船ですね。
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鵜飼船ではありません。
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中の島(橘島&塔の島)をぐるりと回って
帰るだけですね。
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宇治川本流は速い。
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「浮舟」は助からないはずだったのですね。

応神天皇は次の皇位に
末子の
ウヂノワキイラツコ(宇遅能和紀郎子)を
指名して崩御します。

それが気に入らない長子の
オホヤマモリノミコト(大山守命)が
ウヂノワキイラツコ(宇遅能和紀郎子)と
宇治河をはさんで対峙したと
古事記・日本書紀にありますが。

その宇治河とはここのことでしょうか。

長子は末子の策略に乗って!
この急流に落とされ!おぼれて死にます。

勝ったウヂノワキイラツコは
仲のいい兄のオホサザキノミコト(大雀命)に
皇位を継ぐように進言しますが
兄は遺言通りに末子が継ぐのがいいといいます。

譲り合っているうちに
ウヂノワキイラツコが急死して
オホサザキノミコトに皇位がころがりこんだとか。

この天皇が仁徳天皇です。

長子は極悪非道に語られます。
おかしいですね!皇位継承権 1 位なのにね。
末子はとても気立てがよいように伝わっています。

いずれも仁徳天皇からみたらそうでしょう。
勝てば官軍です。
勝った方の歴史しか残らず
どんな手を使っても勝つことが正義です。

もし!仁徳天皇がふたりの兄弟を殺(あや)めて
皇位に着いたとしても
悪いことをしたとはいわない
仕組みになっているのでしょう。

宇治代官の継承者争いも
勝った方が円満に譲られた物語を作ればいいのです。



権力争いに縁のない情けないものは
豆匠屋 大忠(松井商店)の
抹茶豆腐(200 円)をいただきます。
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今すぐ食べますといったら
女将さんが豆腐に
黒蜜と黄な粉をかけてくださいました。

おからコロッケ(80 円)
豆乳ドーナツ(80 円)
豆乳ドーナツの抹茶入り(80 円)も。

鵜飼のウミウが見ていますが。
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ごめんね!私だけ食べて。
分けてあげたいのですが。
まさか!宇治で飼われていても
抹茶豆腐は食べられないでしょう。

そう!宇治ですから
お茶の佃煮を買って帰りますか。

げ!
60g 箱入り 864 円!
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60g といえば鶏卵 1 個分?!
高いのぉ!
ま!たまごと比較することもないのですが。

通り過ぎてしまいました。
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