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栗林公園のスッポン [猫も歩けば棒立ち]

栗林(りつりん)公園です。
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高松市の街の中の交通至便なところに
松だらけ!水だらけの別天地がありました。
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名前は「栗林」なのに
クリ(栗)の木はありません。

入場券の英語表記を見ると
栗林公園は「Ritsurin Garden」ですか。
「Ritsurin Park」じゃないんですね。
「公園」じゃなく「庭」ですか。
それがどう違うのか!よく分かりませんが。

しつけのできていないわんことか
日本人をクビにしてやろうかと思えるほどの
礼節のない輩がたむろしている
わが家の前の「公園」とは
品格が違うというのかも。

余談ですが
内田百閒が学校出て間もなく
陸軍士官学校のドイツ語学教授になったとき
自信がなくておどおどして授業を進めて
「ガルテン」を「庭」と訳したら
生徒のひとりがガルテンは「園」
「庭」はホーフと前の教官に習ったと指摘し
よけいにおじけづいたと随筆に書いていましたが。



南湖に舟が浮いています。
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南湖周遊和船。
私も菅笠をかぶって乗せてもらいます。
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20 年に 1 度架け替えられている
偃月橋(えんげつきょう)から
富士山を模倣している
飛来峰(ひらいほう)が見えます。
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築山は北湖にも
芙蓉峰(ふようほう)がありますが
西には借景に大きな紫雲山がそびえて(!)います。
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借景じゃないんです!
あの山も園内だそうです。
栗林公園は広大なんです。
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舟のまわりに
「スッポン」がなん匹か泳いでいます。
1 匹がずっとついてきている?!
そんな訳じゃないですよね。

臆病な夜行性のスッポンが
日中に堂々としているじゃないですか。
目前で岩に飛び上がったり。
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黄色いノカンゾウと
ピンクのサルスベリが咲いていますが
これといった花のない季節。
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朝なら芙蓉沼(ふようぬま)で
蓮の花が見られるかも知れませんが。



舟から降りて
湖面から見た掬月亭(きくげつてい)に急ぎます。
思い出したのです!
「根上がり五葉松」です。

掬月亭のそばにありましたか。
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小学生のとき感動した松です。
それからまったく見る機会がなかったのを
残念に思っていたのです。

栗林公園にはそれから
どこかの旅行の幹事を引き受けたりして
入園したことがなん度かあるとは思うのですが
いつもかけ足で回れば
ここまでこられなかったのでしょう。

「根上がり」といいますが
「根」が上がっている訳じゃありません。
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根元が黒松で
上が五葉松ということ。
苗のときに接ぎ木されているのです。

天保 4 年(1833)
将軍より拝領の盆栽を植樹したそうですから
樹齢は 200 年くらいかも知れません。

どうして!
この松の印象しかないのか分かりません。
すでに変な児童だったのですね。



栗林公園にクリはないと思っていましたが
ありますね。
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ほんの少数ですが。

こんな大きな水面ですが
コイ(鯉)が激減しているそうな。

スッポンやアカミミガメやカワウが目立ちますが
他の外来魚や鳥獣の侵入もあるのかも。

せめてアカミミガメは駆除してほしいもの。

環境省が
2,022 年にはミシシッピアカミミガメのこども
いわゆるミドリガメの輸入を禁止したいと
のん気なことをいっていますが(2015/07/29)
遅い!

ただちに禁止!
放流したものにはムチ打ち 100 回と
野性化したアカミミガメを
1,000 匹捕ってくるまでシャバに帰さないくらいな
バツを与えましょうよ。

シジミの貝がらだらけのせせらぎ?!
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スッポンが食べてしまったのでしょうか。
スッポンは貝が大好物のはず。

あ!
まだたくさんの生きている個体があります。
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よかったですね。



(敬称略)
タグ:内田百閒
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