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+f 竹久夢二のポークライス [絵に描いたどじょう地獄]

羽根田武夫著/鬼の宿帳/に
竹久夢二あての請求書が転載してありました。

菊富士ホテルの
大正 8 年(1919)5 月のものです。

菊富士ホテルは
当時の住所表記で本郷菊坂町 82 番地にあった
今連想させられる「ホテル」というより下宿屋(?)
それも高級(!)な下宿屋のようですが。

その請求書の中に食べものがたくさんあります。

「昼御仕度 35 銭」(銭の字に金へんはありませんが!以下同様)
「夕御仕度 35 銭」

昼食・夕食の値段らしい。



「御かし 15 銭」またの日は「48 銭」

お菓子のことでしょうね。

「サト 5 銭」 またの日は「8 銭」「10 銭」
「角サト 5 銭」

サトは砂糖のことらしい。

「パン 5 銭」

どんなパンやら。

以下羅列すれば。

「牛乳 5 銭」またの日は「7 銭」
「紅茶 8 銭」
「番茶 2 銭」
「カステラ 30 銭」
「玉子 7 銭」
「サイダー 20 銭」
「夏みかん 16 銭」

まったく!アルコール類はありません。
夢二は下戸だったのですか。



「御仕度」ではなく追加の料理は。

「鴨南ばん 20 銭」
「ビステキ(ビフテキでしょう) 40 銭」
「支那料理 25 銭」
「ヲムレツ 35 銭」
「玉子フライ 20 銭」
「吸物 5 銭」
「ハムライス 35 銭」
「ポークライス 30 銭」

ハムライス!
ポークライス!どんな料理だったのでしょうか。



奈良県の馬見丘陵公園に東から向かえば
北駐車場の向こうにカフェかレストランが。
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「+f」?!
なんと読むんですか。
「ぷりゅすえふ」!?どこのことばですか。

私には似合うはずがない店舗なのですが
ふらふらと入店。
暑い日だったので。

1 番安いランチをください。
カフェライスランチ(税込)870 円。
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この日の「カフェライスランチ」は
「ポークバラ肉とキノコのハヤシライス」だそうな。
ごはんは古代米かなんかです。
油を使ったライスではありません。

おいしい。

しかし!「カフェ」に「ライス」
「ポーク」と「バラ肉」
面白い重ねことばですね。

あれやこれや!
なに語となに語やら!無学なものには難し過ぎます。



夢二のポークライスも
こんな風におしゃれだったのでしょうか。
レシピは残っているのでしょうか。

値段は?!
物価は一概に置き換えできませんが
今は 2,000 倍?!

夢二のポークライスなら
0.30 × 2,000 = 600 円!?

その計算でいけば
夕ごはんが 700 円ですね。
そんなもんでしょうか。

高級下宿屋ですから
この倍くらいの感覚だったような気がしますが。

でも!玉子が 1 個 140 円?!
サイダーが 400 円!?

やっぱり!きちんと置き換えは無理ですね。



あ!窓の向こうに遮光した花壇があります。
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あれ!ここはダリア園でしたか。
拙ブログ 2014/10/14
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いつもダリア園の側からカフェを見ていたのですね。
カフェとは気づきませんでしたが。

ダリアも日焼けするのですか。



夏を飾っていたひまわりの花も終わり
花の少ない季節です。

でも!集いの丘には色があります。
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あざやかな花の多くはサルスベリ?!

背の低いサルスベリですね。
播種すればその年に開花するサルスベリかも。

昔!私たちテキトーに生きている連中が
「一才さるすべり」と呼んでいた木に似ていますが。

赤!白!ピンクとありました。
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この季節のサルスベリには
すす病やうどんこ病の発生がフツーだったような。
全然ですね。
管理がいいのか!耐病性の品種が席巻しているのか。
世の中進んでいます。

それでも!秋が始まります。
私を残したまま。

赤とんぼがいっぱい!



(敬称略)
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