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天王山で刺された! [みんなで歩けばこわくない]

紅葉の季節には少し早いですね。
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宝寺(たからでら)です。
宝積寺(ほうしゃくじ)というのでしょうけど
通称が宝寺。
境内の寺自身が掲げた案内の字がまちまち。はは。

龍神さまからもらったという
「打出(うちで)」と「小槌(こづち)」という
宝物があるので宝寺らしい。

小さなころに聞いたおとぎばなしでは
「打出の小槌」という
ひとつの槌(つち)だったような気がするのですが
ここでは「打出」と「小槌」は別々です。

怖いですねぇ。
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閻魔(えんま)さまもいます。
像高 160cm もあります。

こんな怖そうな大王から
「おじゃる丸」は
笏(しゃく)を奪い取って逃げたのですね。

おじゃる丸!知りませんか。
夕方放送しているTVアニメなんですが。
アラフォー(around 40)のおね~さんは
放映時間にはまだ勤務中ですもんね。

「あなたはTVもないのに!よく知ってるわね」

開店前の飲み屋さんに行って
勝手にTVを見せてもらっていますよ。

「いやがられていることでしょう」

むむ!



「天下分け目」の山崎の戦いの天王山に登ります。

羽柴秀吉の天下取りを描いた大きな陶板画が
山頂まで設置されています。
全部で 6 枚かな。
その中の 1 枚のこの地の戦いにある絵に。
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武将が背負っているものはなんでしょう?!



お天気がよくてもふもとの景色はかすんでいます。
かすみの中を淀川が流れています。

天王山の前のあたりで
桂川!宇治川!木津川が合流していますが
昔はもう少し上流が合流場所だったのでは。

お堰(せ)き候(そろ)とも
堰(せ)かれ候(そろ)まじや
淀川の浅き瀬にこそ柵(しがらみ)もあれ

16 世紀初頭の閑吟集にある小歌。

ふたりの仲を裂くような
堰(せき)を造っても裂かれるものですか。
淀川の浅い瀬ならしがらみもあるでしょうけど。
なんていっているのでしょうか。
女歌ですよね!たぶん。

それはともかく
木津川が運ぶ土砂で
淀川には瀬が多かったのじゃないでしょうか。
だから!だんだん合流場所が下流に寄ったのかも。

でも!淀川の「淀」はよどみ?!
このあたりには水量が豊富だったのかな。

川の中から見た山崎の津の模型が
大山崎町歴史資料館にありますが。
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大昔には橋もあり!
エゴマの油の生産で栄えた大きな港町ですね。



こどもや老人(失礼!)たちに次々に抜かれながら
とぼとぼ登れば
酒解(さかとけ)神社に。

いつも下を向いて通り過ぎていたのか
気づかなかったのですが!?
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見上げるとすごい!大木が。
伊達騒動!
山本周五郎!の木でしょうか。

すみません!
呪文のような単語を唱えたりして。
「樅ノ木は残った」の「モミ(樅)」でしょうか。

カゴノキ?!
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漢字で書けば「鹿子の木」!?
子鹿のような模様の木肌の樹木。
珍しい木でもないのかも知れませんが
こんな大きなものは見たことがありません。



「ああ!刺されたぁ!」

え?!
この蝶々にですか?
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「違う!さっきからヤブカに追われていたの!」

大変!手の甲が特大にふくれましたね。

「まだ!ふくれていない!失礼な」
「これは元から」

その体!
体中!刺されたのかと思ったのですが。
いえ!なんでもありません。

でも可哀そうに 3 か所も刺されています。
私は全然大丈夫なのに。



頂上が天守跡。
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山崎の戦いの後に
秀吉はここに居城を建てたようです。
住んでいたのは 1 年ほどだというのに
探すと石垣の跡がいくつか残っているそうです。

仕事の早い秀吉なら即座に築城していたのかも。

おしっこしたいですって!?
ここは私有地ばかりなので
トイレひとつ造れないようです。
造りたくても大変なようです。
秀吉とはエラく違います。

大急ぎで下山。
トイレのある小倉神社までころがり落ちました。
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おしっこ!いっぱいしてください。



山崎(天王山)の戦いの主戦場の円明寺川。
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今は小泉川と名を変えていますが
案外!小さな川ですね。

川のそばに古そうな燈籠。
お!?
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「大蛇鱗庄之助」?!
すごい名前の人が建立しています。
なにをしていた人でしょうか。



「あ!ハチ!」

帰路の電車の中で女子高生が指摘!
おね~さんのリュックにとまっています。

ペットボトルに入れましょう。
うまく入ったのですが!
ふたをしようとしたとき
突然!飛び出てきて!
私の手の甲にはい上がり!刺したぁ!

くそ!
おお!痛い~!!

でも!
他の乗客もいるので
狂乱したくてもこらえて確保。
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アシナガバチですか。

ハチに刺されるのはなん年ぶりでしょう。
小学校以来かな。

手の甲が赤くなってきました。

「色が黒いから分からないね」

ほっといてください。

「ああ!ふくれてきたね」

ふくれているのは元々です。



天王山のふくれた戦い!引き分けです。



(敬称略)
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