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しまい不動 寒咲きあやめの中 [わが街・下駄ばきドドンパ]

年は唯 黙々として 行くのみぞ  虚子



血を吐いて死ぬかも。
異物を飲んだトノサマガエルのように
胃の腑(ふ)がひっくり返って
口から出そうです。
ビールを飲んだらしばらくはおさまります。
仕方なく!
ホントに仕方なく!
缶ビールを飲みましょうか。

C.C.レモンでもいいのですが。
炭酸ガスが入っていたらいいのですが。
ま!せっかくですから缶ビールを。

発泡酒でも
ビール味のリキュールでもいいのですが
その方が安いけど!ま!せっかくですから。

ふらふらと自販機のボタンに手をかけたら
ノン・アルコールビールが出てきました。

勝手に手がふれて押したことになりました!
あああ!これじゃダメ!
これは嫌い!
いくらビョーキを治すためといっても。

まぁ!飲みましたけど。
それに発泡酒よりも
ノン・アルコール飲料の方が高い。
フントにもう!

以前にも間違えて買い
ウイスキーを割る水にしました。
ウイスキーのノン・アルコールビール割り!?
あんまり飲んだ人はいないと思いますが。



あれ!?
法楽寺(大阪市東住吉区)は読経でにぎやか。
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「しまい不動(2015/12/28)」ですか。

大阪の伝統野菜の田辺大根の碑があるお寺です。
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「しまい不動」の日には例年
田辺大根の「大根焚(だ)き」が行われます。
志納です。
1,000 円札を置いても
ゼロ円でも構わないいい行事です。

口直しにいただきやしょう。

本堂の読経はありますが境内は静かですね。
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え!「大根焚(だ)き」は
午前中にみんな食べられた!ですって。

300 円の「ぜんざい」は残っていました。
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関西の「ぜんざい」は
関東でいう「しるこ」みたいなものです。

みたいなものとは
厳密にいうと
非常に複雑なことになるらしいのでご勘弁を。

田辺大根のしぼり汁でこねた白玉団子と
田辺大根と
田辺大根の葉が入っています。



新しい大師堂ができています。
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ここは真言宗ですから
弘法大師をお祀(まつ)りしています。

見上げる三重塔。
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横の緑はクスノキ(楠)の巨木。
樹齢 800 年ともいわれています。
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境内を出てもまだ仰がねばトップが写りません。
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知らないおじいさんがやってきて
毎年カラスが営巣しているとかなんとか
いろいろレクチャーしてくれますが
ごめんなさい!
そんなに深く知りたくもないのですが。
胃も踊っていることですし。

この木を筆頭に境内に
クスノキの大木が数本あります。
先の戦争の
大阪空襲からのがれられていたのですね。



赤い実をいっぱいつけている
マンリョウ(万両)の庭に
カンザキアヤメ(寒咲菖蒲)が咲いています。
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今年は気候のせいか
手入れが行き届いていたのか
花数が多く
冬の庭が明るくなっています。
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この画像の色より
もっと赤みがありますけど。
紫色っぽいのですが。



大きな猿の絵馬も掲げられて
もういくつも寝ないうちにお正月ですね。

莫歎貧家卒歳難
たんずるなかれ ひんか としをおうるのかたきを

北風曽過幾番寒
ほくふう かつてすぐ いくばんのかん

明年桃柳堂前樹
みょうねん とうりゅう どうぜんのじゅ

還汝春光満眼看
なんじにかえさん しゅんこう まんがんのかん

清の沈受宏(1645 ~ 1722)の「示内」という詩。

貧しいと嘆くまい。
春になれば
柳が芽吹き!桃が咲く。

ということ。

トノサマガエルになっても生きていよう!
生きていたら!そのうち春光満眼看。



(漢詩は石川忠久著/冬の詩100選/を読みました)
(敬称略)
タグ:田辺大根
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