SSブログ

摂津峡お花見ハイキング [みんなで歩けばこわくない]

JR高槻駅から西国街道を西に行けば
芥川に出ました。
このあたりは芥川桜堤公園というらしい。
ちょうど今!
両岸はソメイヨシノ(染井吉野)が満開!
blog01.jpg

ははは。
思わず笑ってしまいます。

吉田兼好は徒然草に書き残していましたね。

花はさかりに
月はくまなきをのみ見るものかは!と。

花見も月見も
満開の花や
澄み渡った月ばかり見て楽しんでも
趣が単純だといいたいのでしょうか。

風流を解さぬものには
とにかく満開!満月!
酒に団子!ま!これはどうかとも思うのですが。

まして!私が企画して
大勢にご足労願っている
お花見を兼ねたハイキングです。

花がハデに咲いていてこそ
やっと最低の及第点をもらえそうじゃないですか。

それがばっちり合いましたね。
天候はあまり芳しくないけど。
天候まで企画したもののせいになったり
手柄になったりですけどね。あは。



右岸をさかのぼりましょう。

桜が切れたら
菜の花(セイヨウアブラナかな?)を見ながら歩きます。
blog02.jpg

花が咲いているあたり
大昔はトロッコが走っていたらしい。

芥川緑地資料館・あくあぴあ高槻で
この川の生きもののお勉強。
blog03.jpg

1 分で降りてきた人!
15 分経って探されて出てきた人!
ヒトの興味はさまざま。

ここから
より水面に近い歩行者専用の緑道をたどります。



摂津峡の一番下流の桜広場に着きました。
blog04.jpg

桜花で埋め尽くされています。
blog05.jpg

ヒトも半端なくいますね。

みなさん!このときをねらっていたのでしょうね。

世の中に たえて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし

伊勢物語にある馬の頭の短歌。
桜がなかったら
春はのどかだろうなといっています。

主人の馬を引く係りは
桜がいつ咲きそうだの
もう散ってはいないかだのと気にかけて
春の花どきには安らう暇がないのでしょう。

ハイキングを企画するものと似ている心境。
あたしゃ!馬引きです。

では!ご主人か!はたまた馬たちに
ごはんを食べさせましょうか。

ビールを求めて駆けて行って
もどってこない馬もいますが。



摂津峡の谷底を行けば
また違った花の景色があるようです。
blog06.jpg

が!上ります。

先日の冬に
通ったばかりのコースです。(拙ブログ 2016/02/18
芸もなくトレースすることになりますが
季節は一変しています。
メンバーも違います。

第 2 キャンプ場の近くの展望台で休憩。
blog07.jpg

山を下って関西大学へ。
アイスアリーナがあるキャンパスですが
山の中!寂しいところですね。
「高級外車で通学するお金持ちばかり」
なんていう人も。

ここでリタイアする人は
外車の段取りはできませんので
路線バスでお帰りあれ。

阿武山に向かいます。

街を見降ろせば桜が咲いています。
blog08.jpg

が!後ろには産業廃棄物を処分する大きな音が。
blog09.jpg

とても花を観賞する雰囲気ではないですね。

阿武山の山頂。
「たった 281m !?」
blog10.jpg

2,800m 登山した気分だという
アラフォー(around 40)のおね~さん。
やめてください!
今日の女史の中ではヤングの部類でしょ。

下ります。
このハイキングで一番爽やかだった尾根道。
blog11.jpg

貴人の墓と呼ばれている阿武山古墳です。
blog12.jpg

なんの変哲もない林です。
藤原鎌足の墓です。
だれがなんといっても!私見では。
発見時には骨格がほぼ残っていたのですが
憲兵が埋めもどさせたそうな。

それから 80 年以上経過。
早く再発掘して調査しないと
風化して消えてしまいますよ。
もう遅いかも。



いつの間にか!もう 3 時になりそう。
どうして!?
時間がかかり過ぎています。

このハイキングでは
チョー高齢者の方が参加されそうだったので
途中リタイアしてもいいように
3 か所のバス乗り場を通過する計画でしたが
3 か所目のバス停で
老いも若きも!
オトコの視線を意識してか弱いふりをしている
ホントは豪傑のおばさんたちも
みんなバスに乗ってもらうことになりました。
タグ:徒然草
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。