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飛田新地(3)今里新地は祇園流 [わが街・大阪ブギウギ]

空腹を覚える午後 3 時。
コンビニのローソンがあります。
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ランチに 108 円の菓子パンを
クレジットカードで買い
飢えをしのぎます。

ん!?
ここにコンビニ!ありました?!
ここは「今里新地」(大阪市生野区)の
入り口では!?
風景が
ずいぶん変わっているような気がします。

大昔!今は亡きある刀自がこのあたりで
立腹してはなしてくれたことがあります。

夫が「今里」の「女」のところに行って
帰ってこなくなったそうな。
かの女は 40 歳のときに
20 歳の男といっしょになったといいます。

それじゃ!いつの日か
夫は若い女の元に走りそうですが
そうでなくても
生理的なものか!
種の保存のDNAがなせる業(わざ)なのか!
「男」は精子をまき散らしに走り
「女」はそれを
どんどん(?)受け入れるような。



「男」は遊廓に入ったら
抜け出しにくいものらしい。

非日常的な世界は楽しい。
昔は身分制度に縛られていましたが
この世界では
平等に扱われるのがいいのかも。

今もおカネ次第で
身分を考えずに楽しめます!知らんけど。

明の馮夢竜(1574 ~ 1645)の集めた
「笑府」にある笑話。

「あの千人万人の男の肌にふれた女の」
「どこがよくて?」
なんて女房がいえば男は
「名妓は客とつきあえばつきあうほど
「あそこがよくなるのさ

「あらそんなこと!?」
「おやすいことじゃないか!」

その後!女房が
名器になったのかどうか知りませんが。



ところで!
遊廓(?)はどこなんでしょうか。
あんまり面影はありませんね。
ああ!このあたりかな!
「飛田」や「松島」に
似ていなくもありませんね。
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今も健在のはず。

ここは京都の祇園や先斗町の
花街の遊びのようなシステムなんですね。

たとえば祇園で遊ぶには
「お茶屋」というところに行きます。
芸妓は置屋(おきや)にいます。
料理は料理店からのケータリングです。

つまりお茶屋は場所提供。
あとのものはみんな出前になっています。

余談ですが
東京のはなしを読むと
「待合(まちあい)」という単語に
しばしば出会いますが
「お茶屋」イコール「待合」かどうか!
勉強不足で!知りません。

今里新地も
「置屋」(と呼ぶのかどうか知りませんが)から
女性を呼んでくれるらしい。

客と折衝する「おばちゃん」は
飛田新地の「おばちゃん」とは
また違う才能がいるのかも。
目前に「女性」がいないのに
客を納得させる会話ができるものかどうか。

私が心配することもないのですが。



笑府にこんなはなしものっていました。

「世の中で一番楽しいものはなんですか?」

好色の男が答えて
「房事が一番!

「房事を行った後で一番楽しいものは?」

「もちろん!
「それをもう一度行うことです!

ホントにもう!
男というものは。
人間というものは。



(歴代笑話選/松枝茂夫編訳/参照)
(敬称略)
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