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藤井聡太四段 連勝つづく [いずれ あやめか かきつばた]

将棋棋士の藤井聡太四段が 28 連勝して
「号外」が出たのには驚きましたが。

たとえ!他の棋士が 30 連勝しても
号外は出ないでしょう。
将棋界にとってはいいことかも。

本人も大変ですが
すっかり敵役(かたきやく)扱いになった
対戦相手も大変です。

さらに!
28 戦の相手の澤田真吾六段の師匠の
森信雄七段が
当日の新聞に取り上げられていました。

いろんなところに影響(?)するんですね。

森は故・村山聖九段の師匠ということで
有名になりましたが。
聖の青春/大崎善生著/で
その師弟愛に感涙した人も多いはず。
10 人を越える棋士を育てた名伯楽も
複雑な思いでしょうか。



「将棋のプロは
「他のどんな世界のプロになるのより難しい

と!
故・河口俊彦八段が繰り返していましたが
たしかにそうかも。

日本に現役で 200 人いないでしょう。
(今ざっと数えたら 161 人かな?!)
たとえがおかしいですが
京都大学の教授数は
1,000 人を越えているでしょう。
日本の代議士(衆院)定数は 475 人。
宇宙を飛んだアメリカ人は 300 人強。

そんな最難関の棋士の中で
さらにタイトルを取るような人は
すでに 10 代で
トップレベルに達しているようです。

この世界では遅咲きは珍しい。
まず!ないということ。

中学生棋士は
在学中に確定していた渡辺明も入れれば
加藤一二三!谷川浩司!
羽生善治!渡辺明につづいて 5 人目。

いずれの先輩たちも
タイトル戦の常連になっているので
藤井聡太の将来が楽しみでしょう。



私はかねがね
「努力はムダだ!」ととなえてきています。

特別な才能を持っている人だけが
その道の努力をすればいいだけのこと。

野球が村一番うまいけど
日本のレベルではどうかという人が
努力の末
やっとプロ球団に入団できて
生涯にヒットを 1 本打ちました。
よかったね!パチパチパチ。
そんな「努力」が
好きですなぁ!日本の庶民は。

ムダです!
観客に失礼です。
おカネを取るのなら
天才が
努力の果てのプレーを
披露したらいいだけのことだと思います。



そんな厳しい将棋界で
やれやれ昇段!
プロ棋士になれた!と思ったとき
片八百長があって
ある人がどんどん勝ちまくって
内藤國雄九段は上がれなかったといいます。

1 対 1 の戦いですから八百長はやりやすそう。
本人は知らなくても
相手が負ける気なら負けられます。

田丸昇九段は
相手が腰折れしたように
負けてくれたことがあるそうな。

その人の嫌いなヤツが昇級しそうなので
それを阻止するために
おなじく昇級候補の
田丸の勝ち星を増やそうとしたらしい。

大相撲なんか本人が知らないところで
後援者や親方が
相手方にはなしをつけたりしています。

これなんかを片八百長というのでしょうね。

でも!そんな八百長でプロ棋士になっても
いい成績を残せるはずはありません。

内藤の昇段をじゃました人!
私が想定する人なら
三流のプロのまま終わっていますけどね。



天才・谷川浩司も
5 級から 2 級まで 20 か月かかっています。

全勝すれば 1 月に 1 級上がれる時代ですから
天才も試練だったようです。

評判の高い年少者に先輩たちが
「谷川をつぶす会」を結成!?
みんなで敵愾心をむきだしていたのですね。

藤井聡太にも
内部では穏やかではない人が多いことでしょう。

それがプロ!
全員!穏やかでないのがプロというものかも。

それらを
粉砕して進まねばならないでしょうけど。



ともかくムダな努力はやめましょうよ。
センスがないことからは
早く身を引きましょう。

勉強できないヤツは勉強するな。
音感の悪いヤツは歌うな。
かつらむきができないヤツは板前になるな。

あきらめだけが人生。
藤井聡太の活躍を見てそう思った
なんのセンスもないひねくれものです。



(河口俊彦著/一局の将棋に一回の人生/)
(内藤國雄著/自在流人生/)
(元・大鳴門親方(高鉄山)著/八百長/)
(田丸昇著/将棋界の事件簿/等を参照)
(敬称略)
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