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七月大歌舞伎 道頓堀 船乗り込み [パパラッチ!ママえっち?]

道頓堀川の
引っかけ橋(戎橋)に上がって見たら
紅白の幕でにぎやかなこと。
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初夏の風物詩にしたい思惑のある
「七月大歌舞伎」の
「船乗り込み」(2017/06/29)の上陸場所。

毎年見に行っているという某おばちゃんが
今年は行けないので
「うちわ」をもらってきてといっていましたね。
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もらったから帰りましょうか。



雨が上がりましたか。
もたもたと突っ立っていたら
役者やら
おはやしやら乗せた船がやってきました。
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片岡仁左衛門!
中村雁治郎!中村時蔵なんかの
年寄り(失礼!)を乗せた船。
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市川染五郎!
尾上松也!中村壱太郎なんかの
若ものは別の船。
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すみません。
歌舞伎に興味がないので
名前を知っているのはその方々ぐらい。



当代(15 代)片岡仁左衛門が降りてきました。
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当代(4 代)中村鴈治郎。
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ふたつは大きな名跡らしい。

ふと「松嶋や ああ松嶋や 松嶋や」を
思い出しました。

座付作者の
食満南北(けまなんぼく)が書いていました。

かれが活躍した明治大正期に
鴈治郎(初代)と
仁左衛門(11 代)の
両極端な大役者がいたのだそうな。

仁左衛門の屋号が「松嶋屋」なんですね。

その名家に生まれ
自然のすぐれた景色を持っているそうな。

「成駒(なりこま)や ああ成駒や 成駒や」が
鴈治郎なのだそうな。

成駒屋(当代は成駒家)の名があらわすように
新町遊廓で生まれた鴈治郎は
努力の末
端駒が金将に成り込んだごとし。

ふたりは一事が万事
ことごとく違っていたそうな。
仁左衛門が大酒飲みなら
鴈治郎は 1 滴も飲まなかったとか。

初日がよくて
だんだんだれてくるのが仁左衛門。
2 日めより 3 日め!
研究していつまでも飽くことがなかった鴈治郎。

仁左衛門は!役者は巧いが芝居下手。
鴈治郎は!役者は拙いが芝居上手。

なんのことやら。

現代のふたりはどうなんでしょう。



「手ぬぐいは!?」

おばちゃんが不満気。

「うちわをもらってこいといったでしょ。

「うちわと手ぬぐい!」

船から降りて
松竹座の前に集まっていましたね。
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ああ!あのときに
「手ぬぐい投げ」があるんですか。
知りませんよ。
うちわのことばかり思っていましたから。



(食満南北著/作者部屋から/を読みました)
(敬称略)
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