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新歌舞伎座の夫婦善哉 金ちゃん焼そば [パパラッチ!ママえっち?]

これ!
「夫婦善哉」?!
一瞬思いましたが。
ふしぎな「夫婦善哉」を見ました。

別に織田作之助原作に
固執することもないですかね。

「金ちゃん焼そば」は
焼きそばじゃないというおじさんがいました。

あ!たとえが悪いのですが。
「金ちゃん焼そば」を知っている人が
どのくらいいるかはさておいて
縦型のカップ麺です。

その焼きそばのTVCMを
萩本欽一がしていたそうな。
大昔のはなしですよ。

それを見た若い日のおじさんが
さっそく買って食べたところ
隣のお好み焼き屋の焼きそばでも
中華料理店の焼きそばでもなかったそうな。

「これはインチキだ!」と確信して
それ以来!
カップ焼きそばを食べていないとか。

お好み焼き屋のものと
中華料理店のものと
カップ麺を
おなじように並べて考えるのじゃなく
それぞれ別の料理と考えたらいいのでは。

発泡酒をビールじゃないといって
飲まない自称・食通がいますが
ビールも発泡酒も新ジャンル酒も
それぞれ別の飲みものとして
楽しめないものでしょうかねぇ。



「夫婦善哉」のはなしでしたね。

大阪 新歌舞伎座での
「五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演」
(2017/06/24 ~ 07/23)の芝居でした。

原作が頭にこびりついているものは
「金ちゃん焼そば」のおじさんとおなじで
非難する立場にありませんよね。

これは小野田勇脚本の「夫婦善哉」ですね。
それでいいですけどね。

織田作之助作の「夫婦善哉」は
私には理解に苦しむ異常なカップルの
10 年間ほどの物語です。

団鬼六のSM官能小説に似ています。
あ!似ていませんか。

原作では
はっさい(大阪弁でいうお転婆)で
明るい気性の 20 歳前の蝶子が
ただの阿呆の安化粧品問屋の息子の
31 歳の柳吉と出会っています。

リーフレットに
「おばはん、頼りにしてまっせ」
とありますが
この有名になったセリフは
原作にはありませんが。

これは東宝映画(1955 年)「夫婦善哉」で
柳吉役の森繁久彌の
アドリブじゃないんでしょうか。



柳吉には 69 歳の五木ひろし
蝶子には 50 歳の坂本冬美の高齢コンビ。
19 歳の年齢差。
すごいです。

東宝映画のときには森繁は 42 歳
蝶子役の淡島千景は 31 歳だったそうな。

蝶子・柳吉の物語の最後の年齢とぴったり。

はなしがまた澪(みお)をはずれますが
池波正太郎原作の「剣客商売」は
秋山小兵衛が 59 歳
おはるが 18 歳のときに
カップルになっています。

いろんな人が演じていますが
TVドラマの
藤田まことと
小林綾子がほぼ原作の年齢差 40 歳で
一番抵抗なく見られたような気がします。

原作と似ていない年齢および年齢差の
柳吉の五木も
蝶子の坂本も大変だぁ。

あ!これは「小野田」夫婦善哉でしたね。

時代背景も
原作とずいぶんずれがあるようですし。
それはそれで楽しみましょう。



これはご招待に預かりました。
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今まで
新歌舞伎座にきたのはすべてご招待ですね。
それでなければ
14,000 円の席なんか座れません。

幕の内弁当も支給されました。
blog12.jpg

ありがとうございました。

法善寺の水かけ不動の横に
「夫婦善哉」があります。
blog13.jpg

織田作之助の作風は理科の実験のデータか
家計簿の下書きかと思えるほどの
細かい風景・風俗描写。

それからみると
この場所に当時の
「夫婦善哉」店があったのかどうか
私には分かりませんが。

あ!
大阪でいう「ぜんざい」という
小豆と砂糖の食べものは
全国で
いろんなレシピと名前を持っていますね。

「ぜんざい」を食すより
発泡酒を飲むほうが好きなので
大阪の「ぜんざい」は
どんな形状・特徴か忘れました。



(敬称略)
タグ:池波正太郎
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