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台風の夜のとん蝶 [食い意地]

朝から強い雨が降っています。
台風 21 号が向かってきているそうな。

今日(2017/10/22)は
初夏に植えた稲(拙ブログ 2017/06/18)の
刈り入れの日と聞いていましたが
この天候では中止かも。

おなじ苗を植えた
わが家の稲も
刈り入れる時期なんでしょうか。
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古代の黒米でしたが
穂(もみ)はそんなに黒くはないですね。
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古代米の特徴なのか背丈が低過ぎます。
もっとも!わが家だけのことかも。
無肥料の放任栽培ですからね。

こんなに背丈が低いと
風の被害が少ないのでは?!

周恩来が興味を示したという日本作出の
「台風よけ稲」といわれる「瑞豊」は
「晩稲(おくて)」の種?!

背丈の問題ではなく
台風の季節が過ぎてから
穂がはらむようにした品種でしたか。

日本の台風には「水害」がつきもの。
冠水に強い
「水くぐり」なんて稲があったそうですが
品種名なのか通称なのか知りません。

茎や稈が長かったのかも。
太くて丈夫だったのでしょうね。



今日は
たくさんの行事や企画があるようでしたが。
精神が軟弱なので
京都や奈良の奥地へのお誘いは敬遠して
神戸方面に出かけるつもりでしたが
電車に乗ると
「台風のため」
「途中で運転を打ち切ってもごめんね」
なんてアナウンスしています。

電車が打ち切る前に
もう!帰ります。

滅入った心にカツを入れるには
「米」ですね。
「米」が「力」だと
柳田國男がいっていませんでしたか。

第一に「力餅(ちからもち)」を
あげていましたが。

この「力餅」というもの!
なかなか奥が深い。

峠の茶屋から
正月などの行事や
分娩から墓掘りまで
この名前の餅があるのですね。

「力飯(ちからめし)」もあるのは
分かる気もしますが
「力米(ちからごめ)」という
単語も採集しています。

生米をかじるだけで「力」が湧く?!
日本には貧しい地方も多かったのです。



そんな訳で「力」のもと
「ごはん」を買って帰りました。

「御菓子司 絹笠」で
餅米の白蒸しの
「とん蝶」(税込 350 円)です。
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大豆や塩昆布や小梅が入っています。
これは七味とうがらし入り。
blog4.jpg

赤飯を芯にした
「赤飯まんじゅう」(税込 140 円)も。



峠の茶屋のこと

「力を出してもう登ってしまったところに
「今さらなんの力餅だ

なんて面白いことを柳田は書いていますね。

先日!神戸のフジッコ本社で
「大豆」の講義を拝聴しました。

大豆は完全食品ともいえる
大変な数の栄養素があるのだそうですが

「食べても!
「それを取り入れられる体調がないとね

なんて講師がいっていましたが。
病人や
消化能力が欠如していると
なにを食べても投与しても
「力」が出ないことは自明の理なんですが。

なぜかおかしくて
だれも反応しないのに
あのとき!ひとりで笑ってしまって
すみませんでした。

どうして「峠の力餅」で
こんなこと!思い出したのでしょう。



台風!
ホントにやってきているのでしょうか。
いやに静かなんですが。

森羅万象!悪も良も正義もない!
災害のいい点は
塵芥を洗い
スクラップ&ビルドを進める!と
みなさんのメールに返信して
総スカンを食った夜です。

不謹慎な発言!すみませんでした。

ただ!土建屋さんたちは
そうだと肯定してくれましたが。



(柳田國男著/米と力/参照)
(敬称略)
タグ:柳田國男
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