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落花生ごはん [七面鳥六目半ごはん]

まだ花は咲いていますが
あまり期待できないので
トマトを片づけました。

それで
トマトの鉢に居候させていた
落花生(らっかせい)の株を
ふるえばいくつか出てきました。
blog南京豆1.jpg

「落花生といっても通じないんですよ」

だれかがいっていましたね。
けっこう年をくっている人が
知らないらしい。

「ピーナッツの呼称しか」
「なくなったのでしょうか」

なんて憂えています。

昭和 5 年(1930)発行の
「野菜百珍」に
「落花生」がありません。

あ!?
「な」の項に記載されていました。

漢字は「落花生」で!
「な」の項に!?

「落花生」を
「なんきんまめ」と読むのかも。

ちなみに手元にある本を
ちょっとめくるだけで
おおげさにいえば
無数の名前が出てきました。

香芋(こうう)!鵲豆(じゃくよう)!
底豆!
地豆!長生果(ちょうせいか)!
唐人豆!土露子(どろし)!
蕃豆(ばんまめ)!眉兒豆(びじとう)!
いずれも異名同種らしい。

滴水果!落花松!落花参!
土果!及地果!唐豆も出てきますが
なんと読むのか分かりません。

私の手元にある広辞苑には
「落花生」ですが
「南京豆」ともありますけどね。

「松」「参」「長生」という字は
栄養価の高い作物につけているそうな。
たしかに落花生は栄養価が高そうです。

いにしえの人は
経験的に知っていたのでしょうか。



些少ですが
生の落花生が入手できたのですから
ごはんに炊き込んでみます。

落花生の
薄皮はむかないでおきましょう。
薄皮にしかない栄養素が
あると聞いたような。

その他!冷蔵庫にあるもの。
監獄のさつまいも!(拙ブログ 2017/11/12
油揚げ!エノキダケ!もいっしょに。

昆布茶と醤油と味醂と塩と日本酒を
テキトーに加えて。
blog南京豆2.jpg

これはおいしい。

これでビールを飲むだけではおさまらず
焼酎をお湯で割って
ウイスキーも出して、、、。



莢(さや)のあるものを落花生。
莢から出したら南京豆。
バターと塩で味つけしたものをピーナッツ。

なんて
まことしやかに記述されてもいましたが。

「落花生」は奥が深そうです。

大昔に南京の街で
「南京豆といいたいですか」と
機先を制されました。

これは!?
(今!酔っ払って簡単には書けませんが)
根が深い悲しい歴史が
確実に潜んでいるような。

心して歩かねば!
なんて身震いした経験があります。



(青木恵一郎著/さくもつ紳士録/)
(とよた時・他著/イラストさくもつ事典/)
(林春隆著/食味宝典 野菜百珍/)参照
(敬称略)
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