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去年今年 四天王寺 除夜の鐘 [うそ八百]

四天王寺(大阪市天王寺区)です。
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例年通り北鐘堂には長蛇の列。
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北鐘堂は改修中でしたが
除夜の鐘は撞(つ)くんですね。
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石舞台の南に北鐘堂と並んで太鼓楼
境内の南に南鐘堂と
「梵鐘」はみっつあるので
改修中の北鐘堂では
強いて撞かなくても
いいようなものですが。

聖徳太子の時代から
雅楽の音律の基準を求めている
鐘です。(拙ブログ 2012/07/02

みっつの鐘の中で
一番位のある(?)鐘だから
はずせないのでしょうかねぇ。



ぼちぼち
元旦の歌(といえるものかどうか)を
詠んでいます!暇だから。
頭を「去年今年(こぞことし)」にして
やっつけます。


「去年今年 ぼたもちひとつ またひとつ
「棚から落ちて 生きながらえる


「去年今年 地獄の縁に ひとり立つ
「この果てに咲く 花はいらない


ふざけていると思われそうですが
結構!考えて!ま!この程度ですなぁ。



太鼓楼にも行列ができていますが。
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北鐘堂と太鼓楼では
最初の 108 人にはずれても
希望者はその後未明まで
撞くことができますけどね。



「去年今年(こぞことし)」の
単語は知っていました。
かなり前から。
無知!無恥!親不孝の
おフランス人(フランス人にあらず)でも。
親不孝は関係ないかも知れませんが。

新年には知ったかぶりに

「去年今年 貫く棒の 如きもの

なんて!
虚子の句をいってみたり。

しかし!他の有名な句は知りません。

よく考えたら
「去年今年」の意味の正解は知りません。
聞かれても説明できません。

人間が!ま!ひねくれていえば
勝手な為政者が勝手に作った暦で
今日は今年
昨日は去年という
あたりまえのことですが。

あらためて手元にある
俳句歳時記(角川書店)をめくります。
半世紀近く前に編集された古い本ですが
歳時記はこれで構わないでしょうね。

「一夜明ければ
「昨日は去年(こぞ)であり
「今日は今年である

なんて!これまた
あたりまえのことを書いてあります。

さらに

「忽ちのうちに年去り年来る
「時の急速な歩みにたいして
「深い感慨を覚えずにはいられない

と!
摩訶不思議な説明ですね。

時は急速には歩まないでしょう。
条件がおなじ次元で。
その「時」は頭の中の「時」なのかぁ!?

すごいですねぇ!
暦をめくるだけで
「深い感慨」を覚える日本人って!すごい!



南鐘堂。
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比較的人気が少ない(?)鐘です。
でも!すでに
108 人は越えているでしょう。



「時間」の概念も年々
アインシュタインの理論を越えるような
新しい説が出てきて
愚かなものにはなにがなんやら。

今年の私は
「時間」という素粒子があると
大ぼらを吹いて
だれからも相手にされませんでしたが。


「去年今年 おなじ次元の ホログラム
「あしたが見える? あしたから見える?


「去年今年 おなじ次元の ホログラフィ
「追えばあなたは 虹の中の人



向こうに見える
「あべのハルカス」の照明が
気のせいかがきれいに見えますが。
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「去年今年 移り香だけが ふわふわり
「くちづけ以上 恋人未満


「去年今年 雑煮の味も 古里(こり)も捨て
「遠くまた遠く 愁風いや増す

(こ・ぞ・こ・と・しを)
(頭につけてみただけです)



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新年にあたり
時の急速な歩みを抱きしめて
深い感慨を覚えずにはいられません。
なんて!
ウソいってすみません。
「去年今年」は
はやいはなしよく分からないまま
新しい年も厚顔無恥でスタートです。


「去年今年 思いの薄い 恋を積む
「まだ積み上げる まだ重ねるぞ


「去年今年 男と女は ただ狂え
「女と男は ただつつましく
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