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河童の塩漬け?! [絵に描いたどじょう地獄]

人が見ていたTV。
横からのぞいていたら
NHK Eテレで
冬のエノキ(榎)の大木に耳をあてると
大木が水を吸い上げている音が
聞こえるといっていました。

うそだぁ!?

私はエノキの枝を折ったり
大木を伐ったりするところを見ましたが。

音を上げて水が流れているのなら
切り口から
噴水のように飛び出るはずですが。

それに葉のない時期に
なんのために
水を吸い上げねばならないの?!

「NHK Eテレ」は
昔の「NHK 教育テレビ」!?
教育番組を放送しているはず。
ウソいったら怒りますよ。



大木がゴーゴーと
水を汲み上げているという表現は
詩歌の世界では夢があるのかな。

もっともそんな歌詞なら
人生幸朗(じんせいこうろ)に
こきおろされますか!?

人生幸朗が
横の相方の生恵幸子(いくえさちこ)と
しゃべることもなく
ひとりで歌謡曲の
主に歌詞にいちゃもんをつけて
「責任者!出てこい!」
という漫才でした。

ときどき幸子が
「この!どろがめ!」
「天王寺の亀の池に」
「おなじようなのがおるわ」
「どろだらけになって!」と
幸朗にどなっていましたが。



「どろがめ」とはどんなカメ(亀)?!

「天王寺(四天王寺)」の
「亀の池」には
アカミミガメばかりがいますが。
「どろだらけ」ではないのですが。

佐藤垢石のエッセイによると
河童(かっぱ)の塩漬けが
全国にあったらしい。

河童というけど
川亀の肉を加工したものだとか。

川亀の中では
泥鼈が一番おいしいらしい。

「泥鼈」?!
「鼈」のところだけに
「がめ」とルビがありますが。
「泥鼈」の読みは「どろがめ」でしょうね。

「鼈」は
まともに読めば「すっぽん」ですよね。

なるほど「すっぽん」は昔から
好事家やグルメの垂涎の的!文字通りに。
美味な「河童」の肉は
「すっぽん」の肉なのかも知れません。

それに各地で目撃された「河童」の
モンタージュ写真は
巨大な「すっぽん」に似ているような。

佐藤垢石が「河童の塩漬け」を書いたのは
先の大戦後のようですが
佐藤はそれ以前の昭和 13 年(1938)に
「すっぽん」を賞味する
長文の随筆を書いています。

「泥鼈(どろがめ)」と「すっぽん」
使い分けています。
違うものだったのでしょうか。



わが家の前の
桃ケ池の花桃が咲き始めました。

でも!冬鳥たちはまだいます。
blog00.jpg

水がぬるんだのでしょうか
アカミミガメが頭を出しますが
すぐ潜ってしまいます。

夏のアカミミガメはエサをくれと
団体で浮かんだままですが。

春先のカメは恥ずかしがりや?!

アカミミガメで
「河童の塩漬け」ができたら
そして!それが美味なら
この外来生物の
駆除の一助になりそうですが。

そんな春の夢物語。



蛇足ながら
エノキの水の吸い上げる音というのは
たぶん!高い梢の細枝の振動が
幹肌を伝わってきているのでは。



(佐藤垢石著/完本 たぬき汁/)
(同著/狸のへそ/)参照
(敬称略)
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