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漂うがごとく 残影 ベトナム屋DZO! [活動写真]

ベトナム映画(フランス合作)の
「漂うがごとく(Chơi vơi)」は
結婚初夜から始まりましたが。
blog1漂うがごとく.jpg

どうして!なぜ!結婚したのか
よく分からない展開です。

年下の夫はおとなしくて!まじめで!
セックスレスで!マザコンで!

セックスレスでも
結婚はしたいのでしょうか。

なにやら日本の一部の男とおなじですね。

映画を鑑賞した後も長い間
コオロギの鳴き声が耳に残ってしまった
「青いパパイヤの香り」
(L'odeur de la Papaye verte)も
ベトナムが舞台でした。

「青いパパイヤの香り」は 1993 年制作。
「漂うがごとく」は
それから 16 年後の 2009 年の公開。

そのふたつの映画ではベトナムの
街の風景が大きく変わったような。

それから 10 年経た現在
さらに大きく変貌しているはず。
経済の発展はするときには
年ごとに倍々と爆発するでしょうから。

いずこもおなじ!
コオロギの切ない歌は
もう消えているのかも。

花嫁の親友(たぶん!)の女の
策略(?)で
仕事にも「女」にもエネルギッシュな男に
体を奪われました。

奪われるというより
半分期待していたような。



そんなベトナム語かフランス語かの中で
遠くで焚き火をする観光客が
日本語を使うのが聞こえます。

ストーリィとはなんの関係もないですが。

異国の地の
知らないことばのるつぼの中で
ふしぎと日本語が聞き分けられて
そちらに振り向いた経験が
なん度かありますが。

顔だけなら日本人か韓国人か
中国人か判断がつかないのに。

あとは匂い。
ふしぎと日本人には日本人の匂いがします。
「臭い」かもしれませんが。

ベトナムに日本人観光客が増えてきた
傍証かも知れません。

枝葉末節なことばかり考えていましたね。
ストーリィ驚くほどの展開がないので。

それはともかく
親友か!親友とはそんなものか
いろいろあったのに
女同士が裸になって仲よく(?)
薬湯(?)の湯気にあたっていました。
blog2漂うがごとく.jpg

それが人生でしょうか。
裏切らないものは人じゃない!?
それは仏さまだけですね!はは。

親友が!いや友人が皆無のものには
分からない心境ですが。
やっぱり
私は友だちがいなくてよかったような。
これからもなるべく
人と関わらないで生きていたいものです。

なかなかそうも行きませんが。



上映館はシネ・ヌーヴォでした。
そこから大阪メトロののぼり口に行けば!
あ!地下鉄ですがのぼります。
このあたりでは空中(!)を走っています。

のぼり口にありますね!今も
「九条OS」の看板。
blog3九条OS.jpg

もう建てものの影も形もなくなったと
好事家のおじさんたちがいっていましたが。

「九条OS」は
関西の名門のストリップショーの劇場。
ストリップショーのいろんな新しい試みの
嚆矢(こうし)だとだれかが!
たしか小沢昭一がいっていたような。
間違っていたらごめんなさい。

変わる町並みの中で
ひとつぐらい残っておいてほしいもの。



大阪メトロで
乗り換えに本町駅のホームに降りると!
blog4本町.jpg

「船場西」!?

こんな副駅名がありましたか。
昔はなかったですよ。

私の大阪の最初の勤務地はここ!
この駅をあがったところでした。
わずか 3 年足らず通勤しただけの駅。
忘れているし!忘れたい場所ですが。

ふらふらと外に出てしまいました。

なんの感傷もなく
当時との風景の違いも分からないのですが
神社や公園を見ると
浮き名を流して(?)
ひんしゅくを買ったことが浮かんで
背筋に少し戦慄が走ったぐらい。



中央大通りを渡って北に!
靭(うつぼ)公園のほうに行ってみますか。

ベトナム料理店がありました。
blog5ベトナム屋DZO.jpg

「ベトナム屋DZO!」
なんと読むの?!

「選べる!日替り皿飯」という
ランチがありました。

牛肉のなんとかと
厚揚げみたいなものの
ふたつの中から選ぶのですか。

ちゅうちょしていたら
「半分ずつ」ではどうかという提案。
blog6ベトナム屋DZO.jpg

税込み 800 円でした。



なんだなねぇ!
ベトナム映画はどこかへ行き
時代の変貌についていけない自分を
今さらながら嫌悪しただけの日でした。



(敬称略)
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