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三輪明神 箸墓 突いたのは箸か矢か [いわなが姫の丑の刻参り]

奈良県桜井市の
三輪明神 大神(おおみわ)神社の拝殿。
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「たまご?!どうして?」
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「巳(み)~さまにお供えですよ。

「え?今年の干支(えと)!巳?」

干支は関係ありません。
白蛇さまへ好物のお供えです。

今は三輪明神と呼ばれていますが
日本書紀では
大物主神(おほものぬしのかみ)かな。

倭迹迹日百襲姫命
(やまとととひももそひめのみこと)の
夫(?)の大物主神は夜だけ姿を現します。

姫は懇願します。
暗くてまだお顔を見たことがありません。
あなたのお姿を拝見したい。

大物主神は承諾。
昼間には
櫛笥(くしげ)の中にいるから見なさい。
ただ!絶対に驚かないこと。

夜が明けて
姫が櫛笥(櫛箱)を開けると
小さな美しい蛇(へび)がいたのです。

驚いた姫が声をあげたら
大物主神は三輪山に帰ってしまいました。

ここの神さまの
仮の姿のひとつは蛇なんです。



山の辺の道を北へたどり
桧原(ひばら)神社へ。

鳥居の向こうに二上山が見えます。
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春分の日や秋分の日には
その二上山の
雄岳と雌岳の間に日が沈みます。
信仰の対象になっていたのかどうか。

二上山に向けてくだります。

井寺池で振り返れば三輪山!
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三輪山を見ながら
桧原神社の前の茶店の
「桧原御休処」で買ってきた
かやくごはんをいただきます。
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「ホットワインを持参しました。
「香辛料は入れていませんから!どうぞ。
「たくさん飲むとススキの中で
「おしっこをするはめになりますよ。

「そんな人!いたの?」

そんな!おね~さんも 2、3 人いましたが!
おばさんも入れるともっといますが!
いえません!お名前は。



三輪山とこの井寺池とを結んだ先に
箸墓(はしばか)古墳があります。
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夫の蛇の姿を見た
「やまとととひももそひめのみこと」が
眠るところです。
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日本書紀では「ももそひめ」は
夫が逃げて行ったショックのあまり
腰を抜かしたときに
箸で「ほと」を突いて!
死んだのです。

「ほと」とは女性器でしょう。

だからこの墳長 278m といわれる
巨大な前方後円墳は
「箸墓」と呼ばれているのです。

「えげつな~!

可哀そうと思いなさい。
ま!露骨な直接的な表現ですけどね。

大市墓と書いてあります。
大市は地名です。
宮内庁が管理しています。
「ももそひめ」は
孝霊天皇の皇女!
孝元天皇の妹(姉かも)ですから。

しかし!この時代の最大級の墓が
天皇でも皇后でもない方のものとは!?

宮内庁の治定の問題はさておいて
卑弥呼の墓だから当然だ!と
昔からいわれていたそうです。
それが最近
土器編年や数理文献学等から
否定的な意見が席巻していますが。

まだ分かりません。
炭素 14 測定法などの
いくつかの新しい方法が
試みられるようになり
時代の比定が変化していますから。

なにがなんでも桜井市はここ
纏向(まきむく)遺跡を
邪馬台国だと主張していますけどね。

そもそも魏志倭人伝の伝える
「倭」とはどこからどこまでなんですか。

倭と邪馬台国の関係は!?

邪馬台国を「やまと」と読んだり
「大和」と同義語といったり
我田引水の百家争鳴の評価は。

邪馬台国はない!邪馬壱国だという人も。
「壱(壹)」と書いてあるのに
みんな「台(臺)」の間違いだと
都合のいいように解釈しているという主張。



「そんな時代に箸があったの!?」

日本の 3 世紀には
フォーク代わりのものはともかく
正餐(せいさん)にはなかったかも。
どこかで出土していましたか。

「じゃ!箸で突けないのでは?」

古事記では
時代はさかのぼり神武帝のころ。
美しい娘が
流れの上に造られた便所で
用をたしているのを知り
やはり大物主神が上流から
矢に化身して流れくだり
「ほと」を突いています。

それは「矢」です!箸ではありません。
なんと!娘は死んではいません。
はしょっていえば!後日!妊娠します。
あ!その生まれた娘が
神武天皇の最後の皇后のはず。

ともあれ古事記では箸墓は造れません。

日本書記は 8 世紀の頭の
その時代の風俗や用語で書いたのでは。

藤原不比等が
「箸」で食事をしながら
監修しているような幻想が見えます。

なんとなく古事記のほうが
この件に関しては正確さが上のような。



そんなおバカな考察をしていたら
日が暮れてきました。

急ぎましょう。
ススキの中で
おしっこをしなければならない前に。

「突かれたら!たいへんですよ!

「ヒロインになれるかも」

それには

「美しい人という!
「大前提がありますからね!

「ん?!どういう意味?」

「突かれるより!
「冬眠を中断されて怒った
「蛇にかまれるのが関の山でしょう。
「ま!玉の輿(こし)はあきらめて
「帰って焼酎でも飲みましょうよ!割り勘で。
タグ:古事記
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