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三月三日幻想 麗人たちの宴 [うそ八百]

昨日(拙ブログ 2019/03/02
二条城の梅の花にあたって(?)
脳裏が真っ白になりました。

1 夜明けたら
喉(のど)と股間(!)に違和感が。

早朝の予定を取りやめ横になっていたら
ずっと寝入ってしまって
午後の予定もキャンセルするはめに。
なにもしないうちに!
中途半端なビョーキのまま!
夜になりました。



病気になったり
不幸になったり
加齢が進むと
古来!人は望郷の念が起きるものらしい。

6 世紀の梁の「文選」にある
「古詩十九首」の中にも。


去者日以疎
(さるものは ひびにもってうとく)
生者日以親
(いくるものは ひびにもってしたし)
出郭門直視
(かくもんをいでて ちょくしすれば)
但見丘與墳
(ただ おかと つかとをみる)
古墓犁爲田
(こぼはすかれて たとなり)
松柏摧爲薪
(しょうはくは くだかれて たぎきとなる)
白楊多悲風
(はくよう ひふうおおく)
蕭蕭愁殺人
(しょうしょうとして ひとをしゅうしょうす)
思還故里閭
(こりのりょに かえらんことをおもう)
欲歸道無因
(かえらんとほっするも みち よるなし)


訳詩!作ります。

「人は生き 人は逝く
「思い出は 消えて行く

「振り向けば かげろうに
「ただ丘と 塚がある

「墓もない 松もない
「まぼろしを 見たらしい

「初めから いつわりの
「風だけが 吹いていた

「ふるさとと “おっぱい”は
「追うほどに 遠くなる

熱にうなされていますね。
“おっぱい”は恥ずかしいので
“片恋”とでもいい換えて
人にはいいますか。

ま!望郷の念がない私が訳したら
情緒もなにもないですね。



桃の節句ですね。

「三月三日
「四民並びに江渚池沼の間に出で
「清流に臨んで流杯曲水の飲を為す

日本に大きく影響を及ぼしているらしい
6 世紀の荊楚(けいそ)歳時記の
3 月の行事にありますが。

「流杯曲水の飲」とは!?

「曲水の宴」(拙ブログ 2009/11/04)なら
その様式美(?)を見たことがありますが。

杜甫(712 ~ 770)も見たらしい。


三月三日天氣新
(さんがつみっか てんきあらたなり)
長安水邊多麗人
(ちょうあんのみずべ れいじんおおし)
態濃意遠淑且眞
(すがたはこまやかに いはとおく)
(しゅく かつしん)
肌理細膩骨肉勻
(きりはさいじにして こつにくはひとし)


「麗人行」の頭の部分。

長安の曲江のほとりで
水遊びをする麗人たちを見ています。

麗人たちは楊貴妃の姉妹や親族らしい。
贅(ぜい)をつくしたきらびやかな宴。
どんな遊びに興じていたのやら。

オトコ遊びはしないのでしょうか。
しますよね!絶対!

それもかの女たちは
槿花(きんか)一朝の夢になりますね。

それでもいい!
夢に死にたいもの。



夢にも死ねず
1 日ムダに過ごしてしまいました。
まだ寝ます。
孤閨に吠えもせず。



(駒田信二著/漢詩百選 人生の哀歓/)
(宗懍著/荊楚歳時記/守屋美都雄訳注/)
(田川純三著/杜甫の旅/)参照
(敬称略)
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