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平城京天平祭 大極殿は近代建築 [南都有情]

平城宮跡。
復原整備工事中の
第一次大極殿院の正門の
南門の素屋根に
「南門」の絵が描かれましたね。
blog61南門復元.jpg

原寸大だそうです。

素屋根の途中まであがれて
工事中の様子が見られます。
blog62.jpg

現在!礎石工事が終わったあたりかな。



第一次大極殿。
blog63大極殿.jpg

奈良時代の正殿復元工事だといいますが
外観はそうでも
これはもう!近代建築なんですね。

筋違(すじかい)!炭素繊維補強!
構造用合板等々。

基礎と上部の建造物は
分離しているのですね。
blog64.jpg

ほんのわずかなすき間があります。
気がつきにくいのですが。

床下にもぐると免震装置だらけでした。

リニアスライダー(すべり機構)
天延ゴム系積層ゴム(復元機構)
壁型粘性体ダンパー(減衰機構)等の
写真は撮ったのですが
「SNS はダメ!」といわれました。

ブログも含めてのことなのか
拡散しやすい SNS を指しているのか
分かりませんから
ま!ここにはエントリーしないでおきます。

もらった参考資料には
のっているんですけどね。
blog65.jpg

ともかく!これだけ
新しい技術が採用されているのなら
国宝になるには
300 年くらいかかりそうです。
不謹慎な発言!すみません。



復原(?)された朱雀門前の
「朱雀門ひろば」がにぎやかです。
blog66朱雀門.jpg

平城京天平祭(2019/05/03 ~ 05)開催中。
イベントが目白押し。

このとき「諏訪流」の
「鷹狩り」が紹介されていました。
blog67.jpg

大勢の人の前で!
カラスが団体でいかくする中で!
ハリスホークは華麗に飛びます。
blog68.jpg

児童の中から希望者が鷹狩り体験。
blog69.jpg

それにもこたえます。

日本の鷹狩りとか
こんなショーとかで活躍しているのは
アメリカ生まれの
ハリスホークが多いですね。

ふしぎな縁(えにし)です。

珍しや!ふくろうもいました。
blog70.jpg

でも!この日 2 回目の出演だったようで
ハリスホークと違い!ご機嫌!芳しからず。



「東市西市」!
blog71.jpg

ま!いうなれば
令和時代幕開けの
さんずん(露店)が並んで盛況です。

あんまり食指の動くものもなく
今日の目的の
大極殿の床下のお勉強は終わったので
帰ります。

さつまいも 200 円。
blog72.jpg

近所の価格の
半額近かったので買いましたが。はは。



ヒバリが鳴いています。

「いつも何か探しているようだナひばり

渥美清(雅号・風天)の句。

大昔!平城京跡は
私のおぼろな記憶では湿地帯だったような。
地元の人は草原と畑だったといいますが。

大極殿と朱雀門の間の朝堂院跡などは
すっかり整地されて
ヒバリが営巣できなくなっています。

それでも繁殖地を探さねばならない
ヒバリに同情しても!空しい。

まだ草原らしいところはありますが。
blog73.jpg

人や犬が自由にかけまわるのではね。

「ひばり突き刺さるような麦のなか

やはり風天の句。

麦畑は人や獣があんまり
自由にやってこない場所のようでした。

麦畑の持ち主も
あたたかく接していたのですね。

遠い春の日。



(敬称略)
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