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被爆の夏 兵は凶器 [不謹慎ですが、、、]

暑い。
大阪市は世界で一番暑い!
と思います。

気温がまだ高いところは
他にもあるでしょう。
大阪の暑さはメリハリのない暑さ!
昼も夜も!
季節を問わず!
だらだらと暑い。
いわゆる世界一のヒートアイランド。

極端に少雨。
全然!降りません。
豪雨に難儀している地方の人には
不謹慎と思えるほど!雨が恋しい。

中原中也風にいえば
汚れちまった悲しみを
洗い流せないじゃないですか。

不快なこと!かぎりなし。



家の前に池があります。

しかし!池の畔は乾ききっていて
雑草もみんなしおれています。

横に水がたくさんあるのに
どうして役に立たないの?!

しかし!
たぶん!私が落とした種子から芽生えた
センダングサが青々としています。
blog91.jpg

はがき 1 枚ならともかく
割り箸ならもう入らないすき間に!
その炎天下のすき間に!
青々としています。

環境が極悪と思い!
同情の涙があふれそうな場所の
この草のほうが生き生きしています。

これまた炎天下の御堂筋の
四六時中!往来の激しい歩道にたんぽぽ!
blog92.jpg

たぶん!セイヨウタンポポ。

私が思うより悪い環境ではないのかも。



暑い 8 月には
心焼ける詩を想起します。

 閃光炮嫩葉
  せんこう どんようをやく
 紅涙満墟中
  こうるい きょちゅうにみつ
 白塔千羽鶴
  はくとう せんばのつる
 長鳴落爆空
  ちょうめいす らくばくのそら

平池南桑の詩。

原子爆弾の閃光は
少女たちの命を奪ったのですね。

いくら千羽鶴を折っても空しいかぎり。
と!解釈したら
テストでは 0 点らしい。

折り鶴が
被爆の空に鳴きながら飛び立つようだと
答えなければなりません。

と!さとされても
私はやっぱり空しく感じます。



李白の戦城南という詞があります。

詞です!
詩ではありません。(拙ブログ 2017/06/07

それはともかく
その詞の最後。

乃知兵者是凶器
聖人不得巳而用之

すなわちしる
へいなるものは これきょうき
せいじん
やむをえずして これをもちいたるを
(訓読・一海和義)

すなわちしる
へいはこれきょうき
せいじんは
やむをえずして これをもちいしを
(訓読・A.ウェイリー 小川環樹 栗山稔訳)

すなわちしる
へいはこれきょうきなりと
せいじん
やむをえずして これをもちう
(訓読・駒田信二)

読む人によって微妙に違う?!
違うように感じます。

兵を用いたのはいいのか!
これから用いてはいけないのか!

暑いから
脳みそが湯豆腐のようになっていて
そんな気がするのかも。

暑さのせいにしてはいけませんがね。



(一海和義著/漢詩一日一首/)
(A.ウェイリー著/李白/小川環樹 栗山稔訳)
(駒田信二著/漢詩百選 人生の哀歓/)参照
(敬称略)
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