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刑務所の中の醤油かけごはん 美味! [もっそうライス]

ぬくめしに雲丹(うに)をぬり向きあってゐる

種田山頭火の句。

塩ウニでしょうか。
アルコール処理のもの?!

山頭火は山口県防府の生まれ。

はなしが澪(みお)をはずれますが
「Microsoft Word」で
「ぼうふし」を変換していたら
「某不死」だとか「防腐死」だとかに変換。
「防府市」が出てきません。

ふた昔以上前のワープロはもっと丁寧に
変換していたような気がします。

ただそれだけのことですが
「防府市」にもたもたしていたら
唐突に山頭火の句を思い出してしまいました。

防府にはウニがよく獲れるのでは。
山頭火には幼年期に
食べなれていた食品のはず。

明治時代!地元の人は生ウニ!?
ミョウバン等で処理もしていないものを
食べていたのかも知れませんが。
句は到来もので
生ウニではない気がしますがね。



ま!この体たらくでは
「ウニ」なんて
想像することさえはばかられます。

炊き立てのごはんがあれば
なにもいらない私です。

大阪では伝説の阪急百貨店の大食堂の
「ソースライス」がありましたね。

メニューにはありませんが
昭和の初めごろ!不景気で
「ライス」だけ注文して
卓上のウスターソースだけを
かけて食べるというもの。

場末の酒場の隅の酔っ払いに水を向けると
「たしかにメニューにあった」だの
小林一三社長がライスだけの客には
「大盛りにしてあげなさいと指示した」だの
「福神漬けをつけなさいといった」だの
「天かす(揚げ玉)をサービスした」だの
みんな講談師が逃げるような
見てきたようなことをいいます。

あなた方!生まれてないでしょうが!



一般家庭の卓上に調味料!
最初は醤油さしでしょうけど
それが置かれたのは
高度成長期に入ったあたり(1955 年以降?)
という説もあります。

それまでは味つけが塩辛いので
強いて調味料を必要とはしなかったのかも。

百貨店の大食堂の卓上の調味料を見ると
「ハレ」の気持ちになったのかも。



麦 3 割りの麦めしに醤油をかけると
「おかずなんかなくてもいい」と
思えるほどおいしいそうな。

刑務所(たぶん!札幌刑務所)の中の
受刑者たちのはなしですがね。

ちなみに雑居房には
醤油とウスターソースの小瓶が
常時置いてあるんですね。

なくなったら補充してくれるとか。

ソースライスも
もちろん!美味だそうですがね。

天国ですね。



麦めしに
先日(拙ブログ 2019/11/03
私市(きさいち)で入手した
ビネガーをかけてみます。
blog95麦めし.jpg

お~!いいじゃないですか!
おいしい。

山から採ってきた
「むかご」(拙ブログ 2019/11/10)と
だしがないのでエノキダケの頭とで
塩味をつけないで炊き込みごはんを作り
醤油を振って食べてみます。
blog96むかごごはん.jpg

これまた!美味です。



刑務所暮らしが長くなると
白いごはんは味気なく
麦めしが一番と感じる人もいるらしい。

私はまだ!白いごはんのほうが
おいしく感じますがね。



(小泉和子著/ちゃぶ台の昭和/)
(花輪和一著/刑務所の中/)参照
(敬称略)
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