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下阿古谷の寒天干し 厳冬のハイキング [みんなで歩けばこわくない]

のせでん・日生中央駅から歩きます。

曇天の下!強い寒風に吹かれながら
彫刻がぽつぽつ並んでいる道を行きます。
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猪名川町(兵庫県)には
こんな彫刻がよく見られます。

旧丹州街道に出ました。
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雲が切れ!春のように明るくなりました。

月例の寄せ集めハイキング。
最近は高齢者が多くやってくるので
厳冬時にへんぴな野道は
どうかなとも思ったのですが
冬だからこそ楽しめる景色を期待しました。



椎茸の原木栽培場があります。
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今月もまた
平均年齢の高い集まりになりましたが
椎茸栽培の知識が意外と乏しいですね。

ま!私のように
泥にまみれていない人たちですからね。

日本の誇る食品ですよ。
一番年かさのおね~さん!
あなたの家の檀寺は曹洞宗じゃないですか。
道元の逸話を知りませんか。

典座(てんぞ)教訓によると
道元が宋に着いたとき
育王山の老典座が「倭椹」を求めて
船に乗り込んできたとか。

典座(てんぞ)とは僧堂の食事係ですが
そのとき
食事係ひと筋の修業もあるということを
道元は知ったのですね。

「倭椹」とは干し椎茸のようです。
椎茸は日本産が超一級品だったのですね。

しかし!そのころは
「山師」まかせの栽培だったそうな。

山師は原木を選び!切り方を工夫し
胞子の通り道を予想して並べ
ひたすら!
椎茸が発生するのを待っていたのです。

山師を雇った人は大儲けするか
破産するかという栽培法だったのです。

今は「種ごま」栽培です。
結婚(!)した胞子を培養した木片を
原木に埋め込むというもの。

大正時代ごろから!らしいですよ!
科学的に考察し始めたのは。

種ごま栽培があたり前になったのは
先の大戦後(1945)からのようです。

なんて!知ったかぶり。
ただの田舎もんの浅い知識を披露。



今日の一番の難所!
大部(おべ)峠には
降ったばかりのような雪がありました。
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はなやいだ声が聞こえます。
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温室の中で
ファミリーらしい人たちが
たぶん!いちご狩りに興じています。

ちょっとすてきな寺院でしょ。
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だれですか!こんなに穴を開けたものは。
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ここ八坂神社の鳥居前の
日あたりのいいところでランチにしましょう。



下阿古谷(しもあこたに)の寒天干し。
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この季節じゃないと見られません。
だから寒いけどこのコースを選んだのです。

ブルーシートの下は
だいぶ!乾燥できたものを
重ねているのでしょうか。
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その昔は
多くの家が寒天作りをしていたようですが
今は 1 社だけかも。

暖冬傾向にある昨今
来年も見られる光景かどうか。



わ!突然の雪に向かって
ゆるやかにのぼります。
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大きな煙突のある
猪名川町クリーンセンターに着いたら
お日さまが顔を出しました。
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ちょっとうれしくなってくだりにかかると
また!雪。

雪にかすむ「道の駅いながわ」で休憩。
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「ぶつぶつしたお餅!?」
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大阪のお年寄りたちが喜ぶ
もち米にうるち米を混ぜて作った
「うるもち」じゃないんですか。
拙ブログ 2016/12/10



ここからバスで帰りますか。
高年齢の人たちを
体力の限度いっぱいに
引き回す訳にもいきませんから。

でも!
つぎのバスまで 2 時間近くあります。

雪もやみ「歩く!」と
元気な声があがったので歩きます。

屏風岩を遠望します。
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東光寺を訪問します。
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木喰仏(もくじくぶつ)の
生木に彫られた立木子安観音像を拝みます。

木喰仏(拙ブログ 2019/11/26)は
この里に多く残されていますが
事前に予約をしていないので
拝めたのはこの 1 体だけですが。

マス釣り場の上のゆらゆら揺れる
雪の残った板橋を渡ります。
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可愛っこぶりっこの
アラフォー(around 40)おね~さん!
「いや~ん!」とか「こわい~!とか
嬌声をあげるものと思っていたら
こわごわ渡ってきました。

無視するに限りますね。
無視されたらなんとかするみたいです。



のせでん・日生中央駅に着いたら
また!寒い強風が吹き出してきました。

この駅発の電車に避難しましょう。
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ドアが閉まっています。
他社の山間部を走る車両のように
外から開けるボタンがありません。

1 車両にひとつ!
ドアが開けてありました。



猫の目のような天候の日のハイキング。
無事に終了!やれやれ。
タグ:典座教訓
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