SSブログ

背割堤 桜満開 2020 [解語の枯れ尾花]

木津川御幸橋を渡ります。
blog21.jpg

すぐに淀川御幸橋がつづきます。

つまり南から木津川!淀川(宇治川)!
桂川と 3 川が並んでいるところです。

木津川と宇治川の間の
背割堤(せわりてい)の
桜(ソメイヨシノ)が満開です。
blog22.jpg

背割堤は其角(きかく)と
荷兮(かけい)の句碑から歩きます。
blog23.jpg

向こうの山が其角の句の
「新月や いつをむかしの 男山」の
石清水(いわしみず)八幡宮のある男山です。

ここも新型コロナウイルス禍の影響で
展望塔のある「さくらであい館」の入場禁止。
イベントも露店もなく
くっついて歩くな!逆向きで歩くな!
いろいろ叫ばれています。
blog24.jpg

花は春を忘れていません。
blog25背割堤.jpg

1.4km の花のトンネルは健在です。
blog26背割堤.jpg

ちょっと寂しい人出です。
blog27背割堤.jpg

毎年感心する樹の太さ。
blog28.jpg

置いてみた A4 のファイルが可愛い。

街の中のソメイヨシノは
老いてやつれた木ばかりが目立ちますが
ここはよほど環境がいいのでしょう。

天王山の横まできました。
blog29背割堤.jpg

背割堤の剣先です。
blog30背割堤.jpg

剣先は上流のほうをいうのでしたかも。



背割堤の端っこの河川敷が
広大な芝生の原っぱになりましたね。
blog31.jpg

しばし寝ころんで休憩。

この世の最期の思い出に
堤の草の上で 1 升酒を飲んだと
佐藤垢石の自伝的な小説
「みやこ鳥」にありましたが。

京阪電車の八幡駅から歩いて
このあたりにきています。

この小説は昭和 13 年(1938)
そのころはそんな駅名でしたか。

この駅はなん度も改名しています。

八幡駅 → 石清水八幡宮前駅 →
八幡町駅 → 八幡市駅 →
さらにほんのこの前(2019/10)
石清水八幡宮駅に変わりましたが。
blog33.jpg

八幡駅時代に
背割堤はどんな形をしていたのやら。
桜は 1 本もありませんけどね。
昭和 53 年(1978)にすべての松をはらって
桜を植樹したそうですから。

たんぽぽも花盛り。

なんと!みんな
カンサイタンポポじゃないですか!
blog32背割堤.jpg

なんだか安堵しますね。

キイチゴの白い花もいっぱい。
blog34.jpg

しばし!「コロナ」も忘れます。

佐藤垢石は酒を飲んでひと晩ぶっ倒れて!
結局!死ねなかったのですが
持ちものを売って作った最後のカネで飲んで
その後!どうして東京に帰ったのやら。

細かく追及することもないでしょうけど。



堤の下!南側を帰ります。
blog35背割堤.jpg

どこまでも見あげて歩きます。
blog36背割堤.jpg

おなじ品種だけ植えるのもいいもんですね。
blog37背割堤.jpg

多少白っぽい花とか個性が出ていますが。



香具師(てきや)の出店もなく
寂しい背割堤でした。

其角の「桜」の句は他にも
「饅頭(まんじゅう)で 人を尋ねよ 山ざくら」
というのがありましたが。

花見は酒という句が多いのですが
これはどういう意味なんでしょう。

駅前の八幡市観光協会でもらった
「やわたのお茶とお菓子」という
リーフレットにあった
「やわた走井餅老舗」に寄ります。
blog38.jpg

「鳩もなか」がおいしそう。

男山山頂にある石清水八幡宮の
八幡大神の眷属神(けんぞくしん)というのか
おつかいというのか知りませんが
そんな動物がハト(鳩)なんですね。

今日は山にのぼらず
「鳩もなか」で失礼して帰ります。
blog39.jpg

「抹茶」と「さくら」を買いました。
税込み各 200 円。

50mm 角ほどのものでしたか。
ランチ代わりになりませんね。



(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。