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三輪明神 御田植祭 2020 [猫も歩けば棒立ち]

早乙女がいます。
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三輪明神
大神(おおみわ)神社(桜井市)の
「御田植祭」です。
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毎年 6 月 25 日催行。

忙しい身なので(ウソついてすみません)
だいぶ遅れて着きました。

神饌田(しんせんでん)あたりに
人の気配を感じられず
もう終わっていると思ったのですが。

静かなのは
例年のようなギャラリーがいないのですね。
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報道関係者が数人。
一般客も数人。
あとは神社関係者ばかリ。
新型コロナウイルス禍の影響でしょうか。



例年!おはやしはどうでしたか。

今日は太鼓をひとつ鳴らすごとに
1 列植えています。
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昔から田植えは
「お祭り」騒ぎなんですよね!たぶん。
笛や太鼓を奏でたり!舞ったり。

江刺市(現・奥州市か)の
田植え歌を見つけました。

「夜這いして
「おがちゃんに あたまはたかれた
「おそろしや
「やきめしほどのこぶできた

と!ひとりが歌えば!つづいて

「それはうそ
「かまざるほどのこぶできた

と!アドリブで返していたとか。

さらに別の人が

「それはうそ
「たねやまほどのこぶできた

と!どこまでも
即興でつづけて行くものらしい。

こんなときには
「夜這いして」のように
猥褻(わいせつ)な歌詞でなければなりません。

いや!今はひんしゅくを買うような歌詞も
昔は健康的だったのです。

「ひんしゅくを買う」のがおかしいのかも。
だれかが世論を誘導しているのかな。



日が照り出しました。
暑い。
農作業は汗の中。


鋤禾日当午
  いねをすいて ひ ごにあたる
汗滴禾下土
  あせはしたたる かかのつち
誰知盤中餐
  たれかしらん ばんちゅうのさん
粒粒皆辛苦
  りゅうりゅう みな しんくなるを


唐の李紳(りしん)の憫農という詩。

米の 1 粒 1 粒みんな農民の汗の結晶。
ごはんをいただくときには感謝しましょう。
そんな内容でしょうか。
1 世紀前の「修身」の教科書のよう。

すでに 1,200 年前の
中国にあった考えでしょうか。

なんて!不謹慎にも
汗もかかないで思っていたら
田んぼ 1 枚植え終わりましたね。
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久延彦(くえひこ)神社横の
ささゆり園を通り帰ります。
ささゆり園は
表参道のそばのほうが広いのですが。

いく本かまだ咲いています。
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奈良市の率川(いさがわ)神社の
三枝祭(さいくさのまつり)は
別称・ささゆりまつり。

そのときにはここのササユリを飾ります。

毎年 6 月 17 日に催行ですが
今年は新型コロナウイルス感染拡大の中
たしか!中止だったと
アラフォー(around 40)の
おね~さんがいっていたような。

色気づいてオトコと行ったのかな。
田植えでもさせて汗を流させて
根性を入れ替えさせなければ。



二の鳥居前まで降りてきました。

鳥居横の「森栄進堂」で
素麺の「ふし」を買いますか。
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素麺のふるさとですから
いたるところで売っていますが
ここの「ふし」が安いと
違うアラフォー女史がいっていたような。
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せっかくですから拝殿に参ります。
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6 月 30 日の
夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の
茅(ち)の輪ができています。
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田植えのときには照っていたのに
にわかにかきくもり!
傘を突き破るような雨が落ちてきました。

戦意喪失!逃げます。
JR三輪駅に向かいます。

雨宿りを兼ねてランチして行きますか。
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「万直し 本店」!?
なんと読むのでしょうか。
ちなみに駅のそばにも
おなじ名前の店舗がありますが。

冷やし素麺と柿の葉ずしの定食。
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税込み 890 円。



JRから近鉄に乗り継いで帰っていたら
雨が!?
あがってきました。
あわてて帰ることもなかったですね。



(野坂昭如著/にっぽん春歌紀行/)
(石川忠久著/夏の詩 100 選/)参照
(敬称略)
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