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宇治の初夏 黄泉の国の乳首の森 [町道!街道!眠り未だ足らず]

仏徳山の展望台から
宇治川の向こうの平等院を見ながら
休みます。
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ここには屋根があり!トイレがあり
風があり!季節があり!
昼間はとぎれない程度に
ハイカーや観光客がやってきて
寂しくありません。

食べもの!飲みものの販売はないけど
ここでホームレスをしてもいいかな。

といっても
せわしない人生は 1 時間も待てず
下に見える
道元の道場の興聖寺に向かって下ります。
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もうわずか 1 日でも
坐禅をする気力はないですが。
いや!気力より
修業するには体力も必要です。

それで興聖寺は通り過ぎて
参道の「琴坂」をくだります。
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水の流れが琴の音に聞こえるのじゃなく
言霊(ことだま)が聞こえる坂だから
ことざか!
美しい漢字で書けば琴坂。
とみなさんにいってきましたが
それは私の勝手な解釈ですから!ご用心。

吸い込まれそうな急流。
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魅入られて!しばらく足をとめます。
今に吸い込まれるでしょう。

宇治発電所の放流水です。
昔は釣り人がたくさんいたのですが。



恵心院に寄ります。
ホタルブクロの咲く季節ですから。

門前で待っていてくださる
弘法大師の後ろに半夏生が白い。
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あれ!?
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このあたりにホタルブクロが
いっぱいなかったですか。

本堂もなにごともなく。
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水子地蔵の風ぐるまは動きません。
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今はアジサイの季節。
そんなに広くはないけど
丁寧に手入れされた花園があります。

探せばいくつか
ホタルブクロが咲いていましたが。
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頭をあげれば
ヤマボウシの若い実が並んでいます。
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やがて赤く色づきます。
黄泉(よみ)の国の乳首の森のようです。
黄泉の国にまだ行ったことはありませんが。

四阿(あずまや)に
はだしになって座ります。
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今日の坐禅は
このくらいで勘弁してもらいます。

前に見える煙突は
たぶん!煎茶器の「朝日焼」の窯元。
その向こうに平等院があるはず。

ここにきたときだけ
稲垣足穂を思い出します。(拙ブログ 2018/06/16

まったく理解できない人でありながら
どこか羨望の念が消えないのかも。



朝霧橋を渡り
宇治川のふたつの島!橘島・塔の島へ。

趣のある石垣で護岸ができましたね。
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あ!ここで誕生したウミウ(海鵜)が
増えています。
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鵜飼いのウが産卵して!孵化して!
育ったところは他にもあるのでしょうか。

宇治川左岸を歩き
平等院を盗み見します。
blog14平等院.jpg

今日は垣根の間からよく見えます。
よいこはマネをしなようにね。



この街のメイン通りの宇治橋通り。
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ん!?
こんなに広い通りでしたか。
いつも狭くて窮屈な思いをしていたのですが。

拡幅したようにも見えませんが。
なにかずっと今日の私の感覚はおかしい。

「もぐもぐベーカリー」で
パンを買って帰ります。
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宇治にきたのですから
緑茶と抹茶の入った食パンを。
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茗香(めいこう)と命名されていました。
税込み 410 円。

お茶の自販機には宇治茶ばかり。
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(敬称略)
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