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狛イノシシの護王神社 [いわなが姫の丑の刻参り]

神戸の南京町の広場の十二支の石像
最後のイノシシ(猪)が
パンダ(大熊猫=ジャイアントパンダ)になった珍事。

単純なミスかどうか
これはこれで愉快なこと。
私は許せるのですが
許せない人もいるんですね。

芥川龍之介に
「イノシシ」という短編がありませんでしたか。

あ?!
ない!
龍之介の年表をめくってもありません。
あれ?!

もっとも昔から小説嫌いで
読んだ記憶はありませが。
いつも
タイトルだけ読んで満足しているんです。はは。

ああ!?
「イノシシ」ではなく
龍之介の短編は「拾円札」?!
いつも記憶が混沌(こんとん)としています。

明治や大正時代の芝居や小説に
「イノシシ」というせりふが出てきます。
「拾(十)円札」のことでしたよね。

そのころの日本銀行発行“金”兌換券!
「拾円札」にイノシシが描かれているんですね。
だから通称「イノシシ」でした!たしか?!

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イノシシの絵がある方が裏。

表は建物とおじさん。
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この建物が護王(ごおう)神社。
おじさんは和気清麻呂(わけのきよまろ)らしい。

京都御苑の西に隣接している護王神社に行ってみましょう。

鳥居の前に
イノシシの狛犬(こまいぬ)!
いや!狛犬じゃなく「こまいのしし」??
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手水もイノシシから出ています。
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本殿の前にも。
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ホンモノのイノシシもいました。
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イノシシだらけの神社ですね。

和気清麻呂とイノシシのおはなしは
昭和20年までの歴史の教科書に必ず載っていて
戦前には周知の事実らしいです。

私は全く興味はありませんが
知りたい方は近くのお年寄りにお尋ねあれ。

それにしても戦前までは
和気清麻呂の評価は高いですね。

かれの功績のひとつ
「道鏡(どうきょう)を皇位につけよ」との
宇佐八幡の神託をくつがえしたとか。

なんで!そんな辺境の(失礼!)神さまのことばに
中央が一喜一憂せにゃならんの?!

またひとつ!平安京遷都を桓武天皇に建議し
造営太夫になったとか。

平安京もひとつ前の長岡京も
桓武帝の一族の渡来系の財力ある地に
引かれただけじゃないの?!

みんな清麻呂の力なんですかね。

和気清麻呂は
後醍醐天皇なんかの太平記の中の登場人物と同じように
明治になってから
突然!
英雄に格上げされたんでは!?

とんちんかんな考えならお許しあれ。

パンダ!イノシシ!龍之介!
拾円札!和気清麻呂!護王神社!
あれ?
今日もオチもまとめもなく、、、寝ますだ。

(敬称略)
タグ:芥川龍之介
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