堺トラムを追って浜寺公園へ

大和川を見慣れぬものが渡っています。

すぐにカメラを起動させたのですが
遅い！
今持ち歩いているコンパクトカメラは
余計な（？）機能が多いのか
ひと世代もふた世代も前の
500 万画素時代のカメラのように立ち上がりが遅い。

通り過ぎてしまいました。


ピントは手前の草に合ってしまいました。ああ。



阪堺電車ですね。
追いかけます。

線路は南に延びています。
紀州街道をたどればつかず離れず
堺市を代表する南北の幅員のある大道筋では
同じところを通ります。

寄り道しながら行くからか
なかなかあの車両と再会しませんね。

6km も歩いた石津川で出会いました。


が！またあわてて！
それに逆光で鮮明な画像は得られませんでした。
新しく製造したのか！きらきらしているのは認められます。



さらに 2km ほど南下したら終点・浜寺駅前駅。


不思議な名前の駅ですが
横に南海電車・浜寺公園駅があるので
その前にある駅ということ。

車両 1 台しか停められない？！
途中の駅よりまだ小さな終点！こちらから見たら始発駅。



浜寺公園に寄ります。

起伏のない広い！広い！公園です。
もともと海岸沿いの詩歌にうたわれた有名な松林だったのか
クロマツが 5500 本もあるとか。


その中でなぜか
アメリカ原産のテーダ松がなん本かあるそうな。

これなんか怪しい！


落ちている球果（まつぼっくり）が大きいもの。




公園内にプールやいろんな球技場があるのですね。
交通遊園にはＳＬ（D51）があり
ミニ機関車が走っていました。


ボートレース場もあるそうな。
浜寺水路と呼ばれていたところ。


この運河のような水路も公園内ですか。

あ！
にわかに空がかきくもり怪しい雰囲気。
帰ります。



ランチに食指が動くところも付近にないですね。

浜寺駅前駅の駅前に（ああ！ややこしや）
福栄堂「ちん電どら焼」とあります。

昼食にひとつ買います。150 円。


阪堺電車と書きましたが
正確には阪堺電気軌道！
そしてこの路面電車を
地元では「ちん電」の愛称で呼んでいたのです。



大道筋に帰ってきて大小路駅。
ここが西高野街道と竹内街道の起点らしい。

あ！
あの車両に遭遇！


どうやら 1 台が行ったり来たりしているらしい。

元の大和川の土手にもどれば！ついに捕まえました。


大和川駅に停車していました。

「堺トラム」と書いてあります。
新しい車両を投入したのですね！
赤字つづきなのに。

大阪市の路線ではなんとかやれそうなのですが
堺市内ではまったく人気がなく
足を引っ張っているようです。

それで堺市内の路線を廃止するといったら
堺市がなんとかするからつづけてくれと懇願したらしい。

だから！どこで乗っても
どこまで乗っても 200 円！
大阪市の通天閣下の恵美須町駅から大和川を渡り
堺市の市街を通り過ぎ浜寺駅前駅まで
阪堺線の端から端まで 14km 乗っても 200 円。
安い運賃ですね。



さまざまな思惑と夢を乗せて
関西初の低床式車両は走ります。