また落ちた！車道のど根性冬瓜

倉橋ため池です。


奈良県桜井市。
奈良県一大きな農業用ため池ですが
昭和 32 年（1957 年）完成の
意外と歴史の新しい池です。

いつでしたか
いきなり飛びついてきて
胸にしがみついたにゃんこはいるかなぁ！

野良ならもう生きてはいないでしょうか。

あのこがいたあたり
ピンクのリコリスが咲いていました。


生きていておくれ。合掌。



池の堰堤を見上げる車道に降りました。

ん？！
公道になにか！？


大きな冬瓜（とうがん）！？


あれ！？
どうなっているんでしょう。

カメラを構えます。
液晶画面を見ながらバック！
ヒップと脚の裏側で
歩道の手すりをまさぐりながらバック！

その次の瞬間！
地球が回った！？



とっさにカメラと
顔（！）を保護しようとしたのですが
しようと思っただけでなにがなんやら。

手すりが切れていたのです！

下の畑に降りる急勾配の坂道をころがり落ちました。

坂はコンクリートを打っていて
スリップ止めのためか
おろし金のように不器用にざらざら。

できそこないの人間おろしになりました。
おろされる大根の気持ちが分りました。

カメラが！カメラが！？
血染めの体より破れたシャツより
カメラが心配！

動きません！
私の 1 番にいいカメラなのに。



予備のカメラで写します。


結構！高さがありましたね。

あの下からつるを持ち上げ伸ばしてきたのですね。
上がってくるのも大変でしょうが
落ちる身にもなってください。



おおお！いて～！

腰が抜けたまましばらく血が固まるまで休憩。
アラフォー（around 40）の
お色気お局さまにメールでもしますか。

「またぁ！はははは」

メール！するんじゃなかった！
少しは同情して「すぐ迎えに行く」とか
お愛想でもいいからいいなさいよ。バカやろう！

ああ！そうです！
いつか谷に落ちましたね。
裏六甲の千苅ダムの近くで。

あのときのこと！
昨日のことのように今もいわれています。
ま！だれにも見られなくてよかったですか。



どこかの寺院で水を借りて
とりあえず見えるところは洗って帰ったのですが
その寺院を思い出せません。
頭も打っているのかなぁ！はは。

両手とあとは左側ばかり。
脇腹と尻と足のすり傷が大きい。
水で洗っただけで！寝ます。

ま！痛いけど！薬はつけません。
傷口は過保護にしない方が治りが早い！
私の場合は！体験的にね！はは。

でも！眠れません！
体が火照（ほて）るというのか
息苦しいというのか！
見えないところにダメージを負っているのかな。



冬瓜め！

冬瓜のせいではありませんがね。
冬瓜に八つ当たりして！食べます。

冬瓜をスライスして塩をして水を少し出し
塩を洗い流して
小豆島からやってきたオリーブ醤油でもみました。


と！書けば簡単ですが
塩気が両のてのひらの
たくさんの微細な傷にしみるのなんの！
傷口に塩とは！こんなもんですか！

スライスした冬瓜をオリーブ油で炒めて
牛肉の大和煮（缶）を入れ
鶏卵を流し込みました。




お中元に到来した赤ワイン。
いざというときに飲もうと思っていたのですが
今がそのとき！？

夜中！というより夜明けに
やけくそのひとり乾杯です。

たぶん！さらに傷口は疼（うず）き出すことでしょう。



あ！念のため申し添えますが
冬瓜は
あの車道のものを盗ってきたものじゃありませんよ。