万博公園のコスモスの丘 [解語の枯れ尾花]
陽(ひ)かげれば 花野もさびし 子と行くも
また!脳裏に浮かびました。
だれの句でしょうか。
いつ出遭った句でしょうか。
こんな花の中にくると
一瞬!浮かんで消えるのですが。
花野の中!
ベビーカーを押した若いママが
通り過ぎて行きました。
大阪府吹田市にある万博記念公園の花の丘。
コスモスの花が咲いています。
ほとんど「センセーション」ですね。
全国のコスモス花壇に行くと
まず!この種が咲いています。
コスモスは「秋桜」ですから
秋になってから咲く短日植物ですよね。
でも!センセーションは早咲きというのか
芽が出れば 3 月で開花するので
花祭りなんかの予定が立てられるので重宝します。
少しずつずらして播種(はしゅ)すれば
たとえ長いイベントでも
開催中いつでもいい状態の花があるという訳です。
それに草丈が低い。
人の背丈を越えるまでに育って
風で倒れてもめげずに頭を持ち上げて咲くという
コスモスのイメージが私にはあるのですが。
この種は日本人の体格にちょうどよろしい。
こんなに日本になじんで
春に桜を愛(め)でる日本人が
「秋桜」なんて呼んでいる日本的な花なのに
最近ひろまった花なんですね。
中村浩著/園芸植物名の由来/によると
日露戦争の直後(1905 年)にひろまった!とあります。
どんなきっかけでそうなったかは書いてありません。
だから!古い俳句や短歌には出てきません。
その園芸植物名の由来/によると
メキシコ原産のコスモスが
ヨーロッパにわたったのも比較的近年
18 世紀も後半らしい。
コスモスと名づけたのは
スペインのカバニレス神父。
ちなみにこの人は
「ダリア(ダーリア)」の命名者でもあります。
語源はギリシア語の「kosmos」
「秩序」とか「調和」という意味だそうです。
この地で開催された「EXPO 70」のテーマは
「人類の進歩と調和」だったようですから
ここに似合う花なんでしょうか。
黄色のコスモス(イエローキャンパス)も咲いています。
センセーションは日本の
「タキイ」か「サカタ」が作り出したものと
恥ずかしながら長い間勘違いしていましたが
アメリカで改良されたものらしい。
しかし!黄色の花は日本作出に違いありません。
講談社・園芸大百科事典/によると
花弁の 1 部が黄色くなった花を発見したのが 1957 年!
それをもとに全部黄色くなる花を作り
品種の固定に 25 年かかったそうな。
ちなみにオレンジ色や赤が勝った色の
キバナコスモスは別種!
夏の花に分類されるらしい。
開門 1 番にきたのですが
もう!いけません。
高射砲のような大きなブツをかついだ連中が
後から後からぞろぞろ湧いてきました。
傍若無人にふるまう自称・カメラマンたち。
カメラじじいかカメラばばあと呼ぶ方がよさそうな
オールドばかりですが。
厚かましさでは年季が入ってますぞ。
ところ構わず!長時間!三脚を立てています。
お年寄りはみな裕福そうに見えます。
それじゃ!公の場で醜態をさらすより
自分たちで好きなように
どこかにプライベート花壇を作り
心ゆくまで撮影されたらいかがかな。
せめて公の花壇では
「三脚使用禁止」にしてもらいたいものです。
(敬称略)
また!脳裏に浮かびました。
だれの句でしょうか。
いつ出遭った句でしょうか。
こんな花の中にくると
一瞬!浮かんで消えるのですが。
花野の中!
ベビーカーを押した若いママが
通り過ぎて行きました。
大阪府吹田市にある万博記念公園の花の丘。
コスモスの花が咲いています。
ほとんど「センセーション」ですね。
全国のコスモス花壇に行くと
まず!この種が咲いています。
コスモスは「秋桜」ですから
秋になってから咲く短日植物ですよね。
でも!センセーションは早咲きというのか
芽が出れば 3 月で開花するので
花祭りなんかの予定が立てられるので重宝します。
少しずつずらして播種(はしゅ)すれば
たとえ長いイベントでも
開催中いつでもいい状態の花があるという訳です。
それに草丈が低い。
人の背丈を越えるまでに育って
風で倒れてもめげずに頭を持ち上げて咲くという
コスモスのイメージが私にはあるのですが。
この種は日本人の体格にちょうどよろしい。
こんなに日本になじんで
春に桜を愛(め)でる日本人が
「秋桜」なんて呼んでいる日本的な花なのに
最近ひろまった花なんですね。
中村浩著/園芸植物名の由来/によると
日露戦争の直後(1905 年)にひろまった!とあります。
どんなきっかけでそうなったかは書いてありません。
だから!古い俳句や短歌には出てきません。
その園芸植物名の由来/によると
メキシコ原産のコスモスが
ヨーロッパにわたったのも比較的近年
18 世紀も後半らしい。
コスモスと名づけたのは
スペインのカバニレス神父。
ちなみにこの人は
「ダリア(ダーリア)」の命名者でもあります。
語源はギリシア語の「kosmos」
「秩序」とか「調和」という意味だそうです。
この地で開催された「EXPO 70」のテーマは
「人類の進歩と調和」だったようですから
ここに似合う花なんでしょうか。
黄色のコスモス(イエローキャンパス)も咲いています。
センセーションは日本の
「タキイ」か「サカタ」が作り出したものと
恥ずかしながら長い間勘違いしていましたが
アメリカで改良されたものらしい。
しかし!黄色の花は日本作出に違いありません。
講談社・園芸大百科事典/によると
花弁の 1 部が黄色くなった花を発見したのが 1957 年!
それをもとに全部黄色くなる花を作り
品種の固定に 25 年かかったそうな。
ちなみにオレンジ色や赤が勝った色の
キバナコスモスは別種!
夏の花に分類されるらしい。
開門 1 番にきたのですが
もう!いけません。
高射砲のような大きなブツをかついだ連中が
後から後からぞろぞろ湧いてきました。
傍若無人にふるまう自称・カメラマンたち。
カメラじじいかカメラばばあと呼ぶ方がよさそうな
オールドばかりですが。
厚かましさでは年季が入ってますぞ。
ところ構わず!長時間!三脚を立てています。
お年寄りはみな裕福そうに見えます。
それじゃ!公の場で醜態をさらすより
自分たちで好きなように
どこかにプライベート花壇を作り
心ゆくまで撮影されたらいかがかな。
せめて公の花壇では
「三脚使用禁止」にしてもらいたいものです。
(敬称略)