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山田錦の里の新旧おどろおどろ [野道!山道!恋はけもの道!]

伽耶院(がやいん)に着きました。
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と!思ったら山門だけ?!
本堂なんかは俗界をはさんで
離れて奥にありました。

今は涙の離ればなれでしょうけど
往時にはこの辺は
すべて境内だったのでしょうね。

兵庫県三木市にある古刹(こさつ)
645 年開基!?古いですねぇ。
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平安時代には
100 を越える建てものがあったそうですが
当時を知っているのは晩秋の風ばかり。
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私が「かやいん」と読んでいたら
「がやいん」とにごると教えられました。

あれ!
本堂の前の切り株に
にゃんこが並んでいます。
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指の先ほどのにゃんこ。
「おにゃんこみくじ」と書いたベンチが
ぽつんとありました。
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300 円?!
本堂の賽銭箱に入れたらいいようです。



歩いて神戸電鉄・緑が丘駅まで帰ります。

のどかです。
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ここは酒米の山田錦のふるさとだとか。

山田錦は酒米用だけに特化して
品種改良された稲らしい。
ごはんとして食べるには適していないようです。

「出荷するだけで食べたりしませんでした」
山田錦作つけ農家で育ったおじさんがいいます。

「ただ!先祖代々始末家ですから」
「フツーの米に山田錦の売れ残りのクズ米を」
「混ぜて炊いていましたなぁ!こどものころは」



あ!そうそう
御坂(みさか)サイフォン橋を見たくて歩いているのです。

その橋は志染川(しじみがわ)に
眼鏡橋の形で架かっていました。
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逆サイフォンの導水施設。
標高 134.1m の地点で取水して
77.7m のこの橋まで降りてきて川を渡り
向かいの 131.2m まで上げているんですね。

明治 24 年(1891 年)竣工。
昔の人はエラかったですね。

今の橋は昭和 28 年(1953 年)の建設。
昔の石造の橋が横に見え隠れしていますが
よく分かりません。

なぜか撮った画像のすべてが
橋以外のところにフォーカスしています。

たたりじゃぁ!?
下流の潜水橋を渡っていたら
つまずいて川に落ちそうになったじゃないの!
落ちたら!はなしのネタが増えたのですがね。



「志染(しじみ)の石室」もこのあたりの名所。
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高さ 3m 弱
奥行 7m あまり
幅 15m 弱の岩穴。

さかんに水滴が落ちていて
石室の中に水がたまっています。

その水が
「窟屋の金水(いわやのきんすい)」と
呼ばれているのは
「ひかり藻(も)」という生物が水面いっぱいに
金色に光るのだそうな。

光るのは年になん日もないのかな。

ある人は冬から早春だというし
またある人は早春から梅雨の初めだというし。
別の人は走り梅雨の早朝だというし。

金色の写真はたくさん撮られているようですが。



おどろおどろしくて早々にはい上がれば
とっくり!?
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とっくりではありません。
お地蔵さまが並んでおいでです。

お地蔵さまの上部に
たくさんの像が刻まれているとか。
ほとんど消えかかっています。

地元では「どっこいさん」と呼んでいますが
その語源を知る人はいないようです。



気がついたら三木総合防災公園の中。

雑木林があったり
陸上競技場なんかのスポーツ施設があったり
消防学校と地図に書いてあったり
大変広域な公園です。

なんですか?!
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これまた!おどろおどろしい。

駅に急ぎましょう。
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