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白山神社 くつわ池 天ヶ瀬ダム [野道!山道!恋はけもの道!]

ここ 10 日ほど
胃酸が逆流しているかのように
のどや食道に焼けるような感覚があり食欲もなく
足は痛くて曲がらず
腰痛で睡眠が浅く
満身創痍!体に死臭(!)をまといながら
しかし!こんなときに
みなさんと歩く予定がひしめいていました。

たぶん!不愉快!不潔きわまる
かりそめのリーダーだったことでしょう。
ごめんなさい。

今日も朝から炭酸飲料だけ飲みながら歩いていたら
おなかが空いてきました。
あ!?
胃のあたりの不快感も激減!

足が曲がります!
腰もふくらはぎも痛みは消えて!
どうしたのでしょう?!

といって食べるものはなにも携行していません。

自販機で缶入り「おしるこ」120 円を求めて
冬枯れの棚田で憩います。
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おいしい!
世の中に
こんなにおいしい食べものがあったのかぁ!



げ!
すぐ横からメスの鹿が飛び出てきて
至近距離の目前を横切って走り去りました。

鹿の休憩場所の前に座ったらしい。

ところで!ここはどこ?!

下にかたまっているのは
白川の集落だと思うのですが。

宇治の平等院の横をすり抜けて
宇治川沿いをさかのぼり
白山神社に向かっていたのですが。

大昔!そのときのラブラブでもないパートナーと
歩いたコースなんですが。

探せばありました!白山神社。
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どうやら「もみじ谷」を上ったつもりが
東海自然歩道の方を歩いたらしい。
紅葉を見にきたつもりが見えませんでしたが
まぁ!いい!
私の人生や恋愛と同じ
ほんの少しの分岐で「さようなら」です。
もう!もどれといってももどりませんよ!
運命でしょうから。



くつわ池を目指して
荒れて交通遮断されていたので静かな
東海自然歩道を進みます。

茶畑に出ました。
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本場の宇治茶かな。

山中に崩れた家がありました。

洗濯ものが干されたまま。
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なん年!干されているのでしょう。
苔むしてきていますが。
洗濯屋の針金のハンガーですよ。
ちょっと風が吹けば飛ぶようなものなのに。

わ!
殺気を感じて頭を上げると
大きな鳥が見下ろしています。
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養鶏場ですか。
今日はいろいろ驚かされますね。

まったく記憶にない場所ですが。



末山・くつわ池自然公園を横断させてもらいます。

通り抜けだけなら 100 円。

天ヶ瀬(あまがせ)ダムに向かいますといえば
ん!?
「大丈夫ですか!?」
「道!お分かりですか?!」
なんてちょっと大げさに
気づかってくださいますが。

まっすぐ行ったら行けるのじゃないの?!
反対側から歩いてきたことがありますよ。
大昔も大昔ですが。

結果!この安易さが大変だったのですが。

くつわ池の上ノ池。
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平安初期に築造されたため池。
江戸末期に造られた下ノ池と
つながっていたそうなんですが。

あ!?
これは面妖な。
下ノ池に水がありません。
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面妖でも不思議でももう前進するのみ。
北へ北へ上って行けば
六石山かな。366m 。
ここまでは有料の公園内でしょうか。
整備されていたのはここまで。



向こう側の道がよく分かりません。
深い落ち葉が細い道を隠しているのかも。

かまわず!下ります。

あ!猪がエサを探した跡がつづいています。

猪も鹿も人間も狐も狸も歩きやすいところ
すなわち道を歩きます。
道は動物の共用インフラなんです。

猪の跡を追えばなんとなく道らしいところへ。
さらに明らかに道へ。

でも!人の気配はありません。
もう廃(すた)れてしまった
ハイキングコースなんでしょうか。
それとも!迷子になっているのでしょうか。

ランチどきはとっくに過ぎています。

忘れていた胃痛(?)が頭をもたげてきました。



北宋の梅堯臣(1002 ~ 1060)の詩
「魯山山行」の中に

  幽径独行迷
   (ゆうけい ひとりゆきて まよう)
  霜落熊升樹
   (しもおちて くまはきにのぼり)
  林空鹿飲渓
   (はやし むなしくて しかはたににのむ)
  人家在何許
   (じんか いずこにかある)(石川忠久読み下し)

なんてあるのを思い出すじゃないですか。

ん!
熊?!

これなんか熊の爪跡かも。
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鹿には朝!至近距離であっているしね。
ランチはできないで
熊のランチになるのでしょうか。



あ!人家らしい建てものが見えてきました!

しかし!みんな廃墟!
今日は廃屋にばかり出合う日ですか。

ここの家なんか
半分谷底に崩れ落ちています。
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横を通っていたはずの道も消えた?!



突然!車道に出ました。

そこが天ヶ瀬ダムでした。

ダムの上から上流の鳳凰湖の初冬。
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工事中だとかでダムの半分しか歩けません。

下流の紅葉。
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ダムの下流の水際へ降りようとしたら
工事中で通行止め。
したがってダムの雄姿の撮影はできませんでした。

水際の道を使えなかったら
私はどうして帰ったらいいの!?

ガードマンや工事の人は
「さぁ~?!」
さあ!じゃないでしょ。

交通量の多い車道をとぼとぼ。
宇治に向けて。
こんな道!歩いたことはありませんが
上からの宇治川が見られて
ま!よかったことにしましょう。
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(敬称略)
タグ:梅堯臣
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