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日本一の布施のえべっさん [猫も歩けば棒立ち]

近鉄・布施駅前に
元禄寿司がありました。
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本店ですね。
回転寿司の元祖はここでしょうか。
昭和 33 年(1958 年)に
回る寿司は生まれたのですね。

どれでも 1 皿 130 円ですか。
安くもないですが
1 皿が 500 円を越える回転寿司もある時代
そんなものでしょうか。



「きっちょ(吉兆?)の本家はここだっせ」

怪しげなメロディをつけた音声が
商店街にがんがん流れています。

「日本一の福詣で」
「日本一のえべっ(戎)さん」とも。

やたら!本家だの日本一だのいっていますなぁ。

十日戎(とおかえびす)です。

関西のあちこちで
「商売はんじょ(繁盛)笹持ってこい」と
大騒ぎの 3 日間。(2014/01/09 ~ 11)

布施にも「えべっさん」がいましたか。
それも「元祖」なんですか?!



「布施」は大阪市の東
昔!布施市だったところ。

私はすぐ
今は亡き夢路いとし・喜味こいしの兄弟漫才のネタ
「わが家の湾岸戦争」を思い出しますが。

それには
「フセイン・イラク共和国大統領」が出てきます。
漫才のフセインは
「布施」の「隠居」を
「布施隠(ふせいん)」といっていましたね。
まぁ!大阪の人じゃないと分からない
しゃれでしょうかねぇ。



「日本一」の「えべっ(戎)さん」がありました。
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なにが日本一かというと
この戎像らしい。
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日本一「大きい」戎さんと書いてあります。
大きいのですね。
よそのは気にしたことはないのですが
うんと小さいのでしょうか。



そもそも「えびす」とはなにもの?!

関西では「えべっさん」と
隣のおっさんを呼ぶように
不遜(ふそん)にも「さん」づけですが
これは
関西人は「様」の単語を知らないからですが
標準語に翻訳すれば「えびすさま」
やはり!神さまでしょうか。

漢字では
恵比須!恵比寿!恵美須夷!
蛭子!蝦夷!
戎!胡!
と表現はいろいろですね。
ということは日本の神さま?!



古事記(日本書紀でもだいたい同様ですが)に
イザナギ(伊耶那岐命)とイザナミ(伊耶那美命)の
夫婦のかためがあります。

女性神のイザナミが
「私の体にひとつだけ欠けているところがある」
といえば
男性神のイザナギが
「私の体にひとつだけ余分なところがある」
といったのでした。

柱を左右から回り
行き合ったところで
欠けているところに余分なところを
差し入れてみようとはなし合ったのでしたか。

そして生まれた最初の子は
蛭(ひる)に似たできそこないだったので
芦の舟にのせて流してしまうのですね。

その流れ着いた「蛭子(ひるご)」を拾い
祀(まつ)ったのが蛭子神社
別の読み「えびす神社」じゃないんですか。



その「ひるご」と「えびす」
どんな関係があるのでしょう。

「御饌津(みけつ)神」か
その神の使いかが
稲荷社の「狐(きつね)」に変化したように
とても考えては作れないような
大きな!奇妙な!転換(?)があれば
面白いのですが。

ま!帰依(きえ)のかけらもない
バチあたりには知らなくてもすむことですが。



(敬称略)
タグ:古事記
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