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てんひちの十八番のワンコイン [郷に入ればガタロー]

淀川を渡る長柄橋です。
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大阪にきたころ
「ながえばし」といったら
能なし上司がげらげら笑いやがったですね。

違うのですか。
「ながへいはし」と読んだら
取引先が鼻で笑いやがったですね。

だれも教えてくれないのですね。
知りたくもないですがね。

「ながつかばし」「ながひばし」
色いろいいましたが。
まるで落語の「平林」ですね。


はなしが澪(みお)を外れますが
「平林」の原話は
安楽庵策伝(1554 ~ 1642)著/
醒睡笑/だと思いますが
策伝和尚は平林太夫とか
平林平太夫とかも呼ばれていたらしい。

「平林」はあんまり
高尚な噺(はなし)ではないのですが
策伝自身は気に入っていた創作だったのかも。



はなしをもどせば
大阪の土着民は排他的なのですね。
笑うだけ。
大阪が地球の中心だと思っているやつばかり。

どの里の土着民も多かれ少なかれそうでしょうけど。
私のキャラクターが生意気に見えるのが
心を開かない一番の要因だったのでしょう。はは。



「がらと読むのですよ!」と
協力業者の人のいいおじさん。
すみません。
そっか!「なが・がら・ばし」ですか。

それも違いましたね。
そんな「ながらばし」です。



弘仁(9 世紀初頭)のころ
嵯峨天皇が架設したのが
この橋の嚆矢(こうし)らしい。

でも!ほとんど伝説で!
その上!淀川は暴れ川で
川筋をよく変えているので
このあたりかどうか!たぶん!分からないでしょうね。



大阪市北区と東淀川区を結ぶ長柄橋の
南詰から南に
天神橋筋の商店街が始まります。

天神橋筋は 1 丁目から 7 丁目まであり
それぞれ商店会を作っているものの
通しで見れば日本一長い商店街と威張っています。

一番北は 7 丁目。
「天七商店街」と書いてありますが。

「てんしち」じゃないのです!
「てんひち」ですね。
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「し」と「ひ」が入れ替わるのは
江戸っ子といっしょかも。

それに江戸っ子は
「ひ」を「し」ともいい換えやすい?!
たとえば「ひがし」を「しがし」と。
大阪弁はそんな逆はないのかな。



そんな「てんひち」に
ワンコインランチの大看板!
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朝から朝まで(!)営業していることで有名な
中華料理店「十八番」!

メニュー全体がリーズナブルなんですが
ワンコインにこしたことはない。
それください。
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この日はイカ(烏賊)とニラ(韮)入り焼きそば。
ごぼうごはん。スープ。

麺類にはあまり飛びつかない私には
焼きそばの評価はできませんが
ごぼうごはん!!
おいしい!

炒めてはいるのですが
ばりばりと口の中で暴れるごぼう。
かむたびに鼻腔を酔わせるごぼうの匂い。
たまりませんでした。



あ!
別に大阪人に
けんかを売っている訳じゃありませんよ。
長柄橋はいいところですよ。
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