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剣道の奇声ならず!はふはふ [小市民ぼうちぎり]

「剣道の試合では」
「どうしてやかましく叫び合うの?!」

いわゆる大阪のおばちゃんが疑問を投げかけます。

どうなんでしょう。
声を出せば力が入るのじゃないんでしょうか。

「それなら」
「撃つときだけでいいんじゃない?」

そういえばそうですね。
竹刀(しない)を構えただけで発していますね。

「それにおなかの底から出す!」
「地鳴りのような低い声の方が力強くない?」

まったくの奇声!高い声ですね。
まるで怪鳥の声のようですね。
ヌエ(鵺)が鳴くように不気味。
ヌエの声を聞いたことがありませんが。
不気味ですがどこかこっけいなほど
金属的な声が多いみたいですが。



相手をびびらせ!気味悪がせ!委縮させるためかも。

大声で威嚇(いかく)する犬は
自分より大声の犬には尻尾を巻くといいますよ。

だから!相手より
より大声でより奇声を出さなければ
いけないのでしょうか。

それとも秒殺を争うには
大脳で考えずに
小脳だけで体を動かさねばならないのかも。
それには「声」が重要なのでしょうか。



往年の歌う映画スター・高田浩吉(1911 ~ 1998)は
撮影中!
殺陣(たて)のとき大声を出していたとか。

それも擬音?!
「ズバッ!」とか「バサ~ッ!」とか。

なんせ!大スターですからね。
「後から音を入れますから」と
だれもいえなかったようです。



自転車で走っていたら
正面からダンプカーがきます。

それもどんどんこちらに傾いて
向かってきました。
スピードを落としません!

ああああ!
幅員のあまりない車道!
逃げようがありません!
衝突!
はねられる!!
体を左に倒して!
避けようとしましたが。

間一髪!
ドライバーが気づいたらしく
自転車のハンドルを揺らしただけで
猛スピードで去って行きましたが。

そのとき
私は大口を開けたまま
「はふ、、はふ、、」
声が出ませんでした。

どえらい恐怖どきには
声がまったく出ないもんですね!私は。
大口を開けたまま死んでいたところでした。

体をブロック塀に思いっきりぶつけて
おろし金のようにずるずるずるとこすったので
左の袖がすり切れてしまいました。

小さくなっていくダンプに
「バカやろ~!待て~!」

ちょっと遅かったですけど。



(敬称略)
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