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三十三間堂の春桃会 [平安京有情]

「桃の節句」「雛祭り」の
3 月 3 日です。
3 が重なります。
三十三間堂の日(!)です。

七条大橋から七条通りを
蓮華王院の方へ!東に歩きます。

蓮華王院と聞いて
驚いて引き返さなくてもよろしい。
三十三間堂のことですよ。

この日(2014/03/03)は
三十三間堂の
春桃会(もののほうえ)が開催されていました。



入山料とか拝観料が無料の日です。

食べることが好き!アルコールが好き!
恋が好き!親不孝が好き?!という私でも
なんといっても無料が一番好き。
入らずにはいられませぬ。

××十年ぶりです。

と!自慢たらしく
仕事も恋も忘れて!はしゃいでメールしたら
「拝観したじゃないの!」と
ふたりの人からお怒りの返信あり。
ここ数年の間に、、、!そうでしたか。

恋人じゃない人とのことは
全然記憶に残らないのだ。



長い本堂です。
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121m もあるそうです。
三十三間堂の三十三は距離ではなく
柱と柱の間が 33 あるからだそうです。

本堂の裏(西側)は江戸時代の「通し矢」の舞台。
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最近成人の日に行われている通称「通し矢」は
正式にいう「通し矢」じゃないそうです。
「通し矢」とは
南の端から北の端の的まで軒下を通して
つまり!低く弾丸ライナーのように
矢を射たからだそうです。

当然!難しい技術が必要。
弓術の各流派の威信をかけた催しだったようです。



三十三間堂には
「三万三千三十三体の仏」がおわします。
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というのは
この堂に観音さまが実際に 1001 体おわします。
観音さまは33 変化されるそうですから
1001 × 33 = 33033 体ということ。

33 という数字がなん度も出てくる寺院です。



十月桜は咲いています。
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ろうばい(蝋梅)は満開。
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ろうばいの向こうの
本堂の前!真ん中あたりに大勢の人。

青空説法が始まったのですね。

90 歳を越えてなお
食い気と恋(!)を忘れない尼僧・瀬戸内寂聴師。
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大きなジェスチャー!
お元気ですねぇ。



境内でこの日だけの茶店ができています。
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「雛うどん」 500 円。



まだ延々と 1 時間も説法されています。
早春の風の中!すごいですね。

北側にまわって拝聴してみましょうか。
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でも!ちょっとお疲れですか。
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腰かけていらっしゃいました。

聴衆は
おばあさんと呼べる女性の人が
圧倒的に多いですね。



せっかくですから
もう 1 度参拝して帰りましょう。
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ま!「恋」もなく!ひとりで拝観しても
また!そのうち
今日の記憶は飛んでいるでしょうね。あは。



慶長 7 年(1602)に
「蓮華王院の決闘」があったそうですが。
宮本武蔵が吉岡一門と闘ったのですね。

どうして「蓮華王院」ですか。
そりゃ!その名称は正式でしょうけど。
「三十三間堂の決闘」の方が
なじみやすいのですが!私には。

ん!?
武蔵の時代!
蓮華法院の境内は広大だったのかも。

「三十三間堂」を利用したのは吉川英治?!
脚色でしょうかねぇ。
脚色なら余計に
「三十三間堂の決闘」の方がいいような。
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へたの考え休むに似たり。



(敬称略)
コメント(2) 
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