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恋に見境ないイカ [手のひらを太陽に]

最近!
深海に棲息する巨大な生物・ダイオウイカが
網にかかったニュースをよく聞きます。

また!兵庫県新温泉町でしたか
4m 200kg の大きなダイオウイカが
浅瀬で生け捕りされたとか。(2014/02/25)

素潜り漁のおじさんがロープで捕獲?!
怖くなかったのでしょうか。

もし!おそわれたら!?

おそわれることを考えなかったのでしょうか。

同じように深海に棲む
キタノヤツデイカのオスは
性別に関係なく
出くわした成体に
見境なく精子器を打ち込むそうな。
(2011/09/21 英国王立協会誌/Biology Letters)

深海魚は恐ろしいのだ!?



唐突ですが
見境ない!で思い出したのがカエル。

恋の季節には
たいていの日本のオスのカエルは
「抱擁の名手」だとか。(中村浩著/動物デカメロン)

オスは抱擁力がやけに強く!しぶとく!
飲まず食わずで 1 週間以上も抱きしめる個体もいて
抱き殺される(!)メスもいるとか。

それに!あさましく!せっかちで!
オスであろうと!
他の種類のカエルであろうと!
なにであろうと!目前に動くものに抱きつくそうな。
手あたり次第!

抱きつかれて!締めつけられて!
落命した魚もいるそうですよ。



もし!ダイオウイカが生殖目的で泳いでいて!
キタノヤツデイカのように
見境なく精子器を打ち込んだり!
カエルのようにあせって
抱接する習性だったりしたら、、、?!
そんな危惧(きぐ)しませんでしたか。

もっとも!
漁のおじさんが遭遇したダイオウイカはメスで
キタノヤツデイカは
せいぜい外套長16、7cm くらい
モンゴウイカほどもないそうですが。



巨大なイカと闘ったはなしがありましたよね。

集団で襲われて
銛(もり)と斧(おの)で大奮戦?!

ヴェルヌ著/海底二万海里/花輪莞爾訳/に
あったような。

ああ!
イカじゃありませんでした。
タコ!?
8m 25t の大ダコでした。

そんな大ダコが団体で
潜水艇をなきものにしようとするのです。
あくまでも小説ですよ。



はなしは澪(みお)をはずれますが
かれら!「海底二万海里」の主人公たちは
潜水艇に乗っているんです。

その潜水艇は
葉巻型をしていて!全長 62m 。
直径 6m ものスクリューで
時速 60 マイル(80km)で移動できて
簡単に 4 海里(1600m)もの深さに潜れます。

すご過ぎるフネです!

この小説は 1869 年発表されているんですね。
日本では江戸幕府が終わったころ。

驚くことに!潜水艇内はすべて電気仕掛け!

強い照明も制御システムも動力も
すべて電池のエネルギーで動いているのです。

1869 年はまだ
あのエジソンが電球の商品化もしていないころ。
今の科学のリクツからいえば
こっけいな記述も多いのですが
その時代の先端科学知識の集大成かも。

たとえば
海中から無尽蔵に採取できるナトリウムから
強大な「電気」を生産しています。
現代の「ナトリウム」という名前のついた
電池の予言のようでドキリとさせられますが
だいぶ!違うもののようです。



そんなことを考えながら
タコを食べます。

タコとワカメとキュウリの酢のもの。

酢の好きな私は
酢をだしや水で割るのを好みません。
どちらかといえば米酢より
あれば!舌に強い穀物酢をぶっかけて
淡口醤油と砂糖をほんの少し。

炊き立てのごはんにのせて食べたら
タコ酢丼?!
blogたこ酢丼.jpg

しあわせ。



あんれ!?
イカのはなし!
どこかへ行きましたね。

ダイオウイカが食べられるのもなら
食べてみたい、、、?!



(敬称略)
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