白い 肌に 愁い 染めた 花よ
春に 人は 笑い 人は 嘆く
愛か 恋か 夢か さくら さくら
薄い 胸に 残る 寒さ 抱いて
君よ ひとり 街の 河を 渡れ
咲いた 花も 咲かぬ 花も はるか
ひとに いえぬ 傷の ひとつ ふたつ
思い 出さぬ ことも ないが ないが
きのう 死なず 今日も 死ねず あすの
道は 見えぬ 旅の 果ては いずこ
鳥は 北へ 季節(とき)は 空に 帰る
彼岸 西風(にし)に 背き 心 うらら
愛も 恋も 夢も さくら さくら
吐息 色に うるむ ことば 捨てて
君よ ひとり 夜の 河を 渡れ
2014-04-04 01:00
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