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カラスの恋 寒梅館のランチ [昼定食]

春の水面がまぶしい。
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京都は鴨川の賀茂大橋の上。
上流に向かって左手から賀茂川。
右の方から高野川が流れてきます。

高野川に架かる河合橋のど根性松
私が勝手にど根性松と名づけている
石の橋のすき間で生きている黒松に会いに行けば
川面は花筏(はないかだ)
桜の花びらがとぎれず流れて行きます。
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カラスが多い。
いつもこのあたりで
ハシブトガラスの集団に遭遇します。
カラスも恋の季節。



「おれの恋人よ!おまえは赤い薔薇だ」
「六月にぱっと咲いた赤い薔薇だ」
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あたし色黒やし!それにまだ!四月じゃないの。

「おまえはまるで甘い音楽だ」
「みごとに奏でられた甘い音楽だ」
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近寄らないでよ。

「おまえの美しさに負けまいと」
「おれの恋も命がけ!おお!おれの可愛い恋人よ」
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あ!なにすんのよ。訴えてやる。

「いつまでもおれの心は変わりはしない」
「たとえ海という海が干上がろうと」
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あなた!名代のプレイボーイ!評判悪いよ。

「たとえ海という海が干上がろうと」
「たとえ岩という岩が太陽に溶けようと」
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あなたの脳みそが蒸発してるんじゃない。

「おれの心は変わりはしない!いつまでも」
「そうだ!おれの命がある限り!おお!恋人よ」
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あちこちで同じことをいってるようね。

初めての恋だぜ!
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今日は!初めてでしょう。

延々とチュッ!チュッ!やっていましたが。
延々と見ている方もどうかと思いますが。
用心深いカラスが
カメラを取り出しても全然逃げませんでしたね。

右側のちょっと小さな体躯の方が男の子のような。
そんな気がしましたが。




西に向かえば出会う若ものがなぜか晴れやか。
同志社大学も新入生のあふれる季節かも。

寒梅館。
同志社大学の学生会館かな。
館名は新島襄(1843 ~ 1890)の詩
「寒梅」からとっているのでしょうか。

  庭上一寒梅
  笑侵風雪開
  不争又不力
  自占百花魁

この有名な詩は
北宋の王安石(1021 ~ 1086)の詩
「梅花」のパクリだといわれていると
最近知りましたが
有名になったもん勝ちです!世の中は。

1 階の「Hamac de Paradis(アマーク・ド・パラディ)」
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市井のレストランのようですが
学生食堂でもあるのでしょうか。

500 円の日替わりランチ!
あ!消費税額が 8 %になったのに
500 円のままですね。
もう!数年値上げしてないのでは。

キャピキャピの客で表まであふれています。

キャピキャピ!分かりますか。
古いことばでごめんなさい。
「Dr.スランプ」アラレちゃんのころのことば。

学生優先のようですので
遠慮して時間をずらせていたら
「日替わり」は売り切れ。
同じ 500 円の「ライスフードランチ」をもらいます。

ん?!
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これが「ライスフードランチ」です?!
ハヤシライスにキャベツがついているもの。
カタカナ英語ではそういうのですか。
ベンキョーになりんす。

店舗の内!外のテラス!腰をおろすところなし。

中庭に行って食べました。
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テーブルがありましたが
もし!不調法でしたら!あやまります。
すみませんでした。



カラスにいわせている詩は
Robert Burns(1759 ~ 1796)/赤い薔薇/平井正穂訳。

(敬称略)
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