SSブログ

スペアリブの酒粕漬け 酒粕煮 [絵に描いたどじょう地獄]

京都の錦市場から買ってきた二番粕
つまり!奈良漬けを引き上げた後の粕。

豚肉スペアリブを漬けてみました。

肉に塩を軽く振ってから
二番粕をまとわせ
3 日間冷蔵庫に保管しておきました。

粕をぬぐって
フライパンにオリーブ油を敷いて
焼いてみます。

肉が厚いので外側が焦げるだけですね。

電子レンジで加熱しましょうか。

二番粕を日本酒で伸ばして加熱し
醤油やら塩やらテキトーに調味料を加え
ソースを作りました。
blog豚粕1.jpg

なかなか!すてきな料理です。



煮たらどうなります?!

江南にやってきた永福人の家庭教師。
毎食事に炒糟ばかり出されます。

炒糟とは酒粕を炒めたものだとか。

大きな丼に入れられていたのですが
先生!その貧寒なおかずにハラを立てて
残らず!わんこに食べさせていました。

実は酒粕の中に肉が入っていたのです。

わんこはうれしかったでしょう。

南宋(1127 ~ 1279)の
張致和撰/笑苑千金/松枝茂夫訳/にのっていた
炒糟下飯という笑話。

「炒糟」とはどんな料理。
肉が隠れるほど
酒粕を使用することだけは分かりますが。



二番粕漬けのスペアリブをフライパンで焼きます。

表面がすぐ焦げます。

ここに酒粕を炒め合わせるのですか。
無理です!私の技量では。

鍋に移して
日本酒を注して
酒粕をちぎって入れて煮ます。

塩味が薄いので
白醤油やら塩やら加えてみます。

なにかできました。
blog豚粕2.jpg

肉がほどよい食感。
おししいじゃないの!

ただし!
これが「炒糟」かどうか分かりません。
たぶん!
まったく似ても似つかないものでしょうけど
おいしかったから!よしとしましょう。



(敬称略)
コメント(4) 
共通テーマ:グルメ・料理